今までずっとゴム手袋と呼んでいたものは、実はビニール手袋だったと気がついたのはつい最近

ゴム手袋 生活

10年以上前、更年期にさしかかる頃に、私は手のしもやけに悩まされるようになりました。子どもの頃に足の指がしもやけになったことはありましたが、手がしもやけになることはなかったのです。

それまでは手の感覚がわからなくなるのが嫌で、皿洗いは素手で行っていましたが、ひどいしもやけが毎年現れるようになったため、仕方なくゴム手袋を使うようになりました。

母も勧めるし、便利だった

その頃はまだ元気だった母が「洗い物にお湯を使うなら、なおさら手が荒れるからゴム手袋をした方がいいよ」と熱心に勧めてくれたために、私もその気になったのです。確かに皿洗いをするくらいなら、ゴム手袋をしていても特に不自由は感じませんでした。

皿洗いの途中で家族に呼ばれたり、玄関でチャイムが鳴ったときには、ゴム手袋をしていて良かったと思いました。ゴム手袋さえ外せば、手は乾いたままです。いちいち拭く必要がないため、すぐに対応できるのが自分で考えていたよりもずっと便利だったのです。

ゴム手袋に不満も

しかし、私はゴム手袋に1つの不満を抱えていました。それは使用しているうちに手袋が固くなってしまうということです。どれくらい固くなるのかというと、手袋をはめたまま手が握れなくなるくらいです。これでは皿を洗うのに不便すぎる、と感じるようになります。

新品のゴム手袋を使いだしてから1カ月も経たないでそのような状態になってしまうので、これは何とかならないものかと思っていたのです。

ただ、私が買っていたゴム手袋は1つ100円程度で買えるものでした。毎月1つずつ捨てたとしても、それで私が快適に皿洗いができるなら決して高いものではありません。いつものドラッグストアには、もっと高価なゴム手袋も置いてありましたが、どうせすぐにダメになるのだから、と私は随分長い間安いゴム手袋を買っていたのです。

あるとき、ふとなぜゴム手袋は使っているうちに固くなるのかとネットで検索してみました。そうしたら、私が今まで使っていたゴム手袋だと思っていたものが、塩化ビニル製だとわかりました(実はビニール手袋だったわけです)。塩化ビニル製の手袋は油分が付くと固くなってしまいます。天然ゴムをつかった本当のゴム手袋にはそのような特徴はないそうです。

私がドラッグストアで見かけた高価なゴム手袋は天然ゴム製だったのです。見た目はよく似ている2種類の手袋ですが、実はまったく違うものでした。すべて天然ゴムが良いわけではないでしょう。天然ゴムにはアレルギー反応を起こす人もいます。

本物のゴム手袋を使い出したけど

早速、ゴム手袋を天然ゴム製、正真正銘のゴム手袋に切り替えたのは言うまでもありません。おかげであの固くなった手袋に不愉快な思いはしなくなりましたが、今度は別の不満が出てきました。ビニール手袋に比べ、ゴム手袋は圧倒的に売っていることが少ないのです。1種類のゴム手袋が置いてあればまだましで、スーパーだとすべてがビニール手袋のこともあります。

私は唯一家の近所のドラッグストアで手に入る1種類のゴム手袋を愛用し続けました。Mサイズしか売っていないため(私は身長も低いし、手も小さいです)、大きいのをずっと我慢していました。画像のゴム手袋は家から少し離れたホームセンターで見つけたもので、Sサイズがあったのです。

久しぶりに手にフィットするゴム手袋をして、とても気分が良かったです。大げさではなく、本当に皿洗いがスイスイ進んで楽しい気持ちになりました。サイズだけでなく、色も選びたいし、もっとゴム手袋が普通に買えると嬉しいな~、と思っています。

天然ゴムの手袋は耐久性も良いみたいで、ネットでは数カ月使っているという人もいました。買うときに少し高価だと思っても、結局元は取れるみたいです。まあ、もうすぐゴム手袋を使う季節も終わってしまいますけどね。

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