一昨日の夜、午後9時半も過ぎた頃に夫の携帯に着信がありました。夫の同級生からです(この人は度々夫のことを誘ってくれます)。近くのスナックにいるから一緒に飲もうというお誘いがありました。
その日は別の同級生も来ていたそうで
普段私たちは10時に就寝しますが、その日は珍しく夫は連休で、その日と次の日の仕事は休みだったので、いそいそと出かけていきました。その日はもう1人同級生が来ていたそうです。その人は胃がんを患い、胃の2/3を切除してしまったそうです。すでに離婚をしていて、同居していた両親も見送り、1人暮らしをしている人です。
夫を誘った本人も、かつては自分の両親と妻、子ども4人の賑やかな家族でしたが、やはり妻と離婚、両親は亡くなり、子どもたちも独立、8人が暮らした大きな家に1人暮らしをしています。
夫たちは何代も前から、今自分が住んでいるところに住んでいます。だからごく、小さい頃からの友だちです。同じような場所に住み、同じような時期に結婚して子どもをもうけましたが、今はそれぞれ違う悩みを抱えているわけです。
傍から見たらそれは同じような悩みに映ることでしょう。家族の悩み、仕事の悩み、そしてこれからドンドン老いていく自分の健康の悩み。しかし、家族というのは一人ひとり違うし、している仕事の内容も違います。健康の悩みも内容は人それぞれでしょう。
そんな夫たちがたまに集って酒を飲み、喋るのは、想像するだけでも興味深いように思われます。
まあ、許そうと思う
夫はその日、日付が変わっても帰ってきませんでした。私は夫が帰宅して玄関を開ける音で目が覚めましたが、すでに日が登っていました。朝帰りとは、非常識でけしからん話ですが、たまのことだし、いろいろな人生に思いを巡らしているなら、許そうと思いました。
ただ、自分が同じことをされたときに、どう感じるのかは考えておいて欲しいです。かつて私は夕方、少し帰りが遅くなっただけで、夫に大声で騒がれて、本当に嫌な思いをしましたから。
まあ、私もぐっすり眠ってしまって、夫が帰って来ない、と心配したわけではなかったので、あまり偉そうなことは言えないですが。
まあ、朝帰りする夫の言う事など、信じられないという方もいることでしょう。しかし、私と夫の付き合いは、付き合っていたときを入れるともう40年近くになります。夫は多分嘘をついていないと思うんですけど…ね。