夫が参加している囃子連では、今年久しぶりに忘年会をするそうです。忘年会は奥さんもご一緒にどうぞ、と言われているので、夫が私に聞いてきました。
「ママはどうする?」
私ははっきりと「行かないよ」と返事をしましたが、夫は今までにも数回、忘年会への参加を私に打診しています。私はこれが結構嫌なのです。
夫は一人で参加すると言ったのに
そもそも、夫が囃子連に参加するときも「奥さんもご一緒にと言われるのは嫌だ」と言って、反対したくらいです。私が嫌だと言うのを聞いて夫はこう返事をしたのです。
俺とママとは別の人間だ。俺が好きで参加するんだから、ママは関係ないよ。だから黙って囃子連に参加させてくれ。
これを聞いて「そうですか。それならどうぞご自由に」ということになったのですが、実際は手伝いの人手が必要なときは、平気で私を呼ぶし、かつては忘年会の手伝いに行ったこともありました。
我が家のご近所さんも囃子連に参加しており、その人から忘年会のときに豚汁を作る人手が足りなくて困っていると言われてしまったのです。
実際に手伝いに行くと、ご近所さんの家には、飲食店を営んでいる女性が手伝いに来ていました。その人が私にもご近所さんにも言いたい放題です。野菜を刻んでいると、もっと手早くしろ、手早くするともって丁寧に薄く切らないと美味しくできないと、何をしても大きな声で注意をします。
すぐに、『ああ、ご近所さんは一人でこの女性の相手をするのがしんどかったんだな』と気が付きました。しかし、私だってもともと気が進まない手伝いですし、囃子連に何か義理があるわけではありません。
ただ夫の顔を潰すのも、かわいそうだと思ったから、手伝いに参加したわけです。それなのに、手伝いに行って不愉快な思いをするとは、何とも理不尽に思えました。
夫の言葉に呆れる
今回も、夫にそのことを伝えて、だから行きたくないと言ったのですが、夫はさらにこう言ったのです。
せっかく手伝ってくれたんだから、好意で忘年会に呼んでいるんだよ。それにご近所さんだって、ずっと手伝いをしていてかわいそうじゃないか。もう、引退したいんだよ。
忘年会に招こうなどと考えてくれなくても結構なので、手伝いに来てくれと言わないで欲しいと私は思ったのですが、これを口に出すのも気の毒なので言いませんでした。それとご近所さんのことは、ご近所さん自身の問題です。
大人数の汁物を作るのが大変なら、そう皆に言って代替案を考えれば良いのです。夫もご近所さんにかこつけて、私を手伝い要員として確保しようというのは、あまりに姑息な考えです。
囃子連は大変な団体だと思う
囃子連には年配の方が多くて、私が一番の年少者になります。何をするにも年配の方にお伺いを立てなくてはならず、しかも人によって言うことが違うため、しばしばあちらを立てればこちらが立たず、の状態になるのです。
先日の祭りの花飾りを作りに行ったときも、非常にイライラしました。一人ひとりは良い人でも、集団になると手がつけられない、それは年配の方にも言えることです。そんな方々の集う忘年会が、楽しいわけはないのです。
それにしても、夫は自分の言葉を忘れたのでしょうか。
あなたの言う通り、私はあなたとは違う人間です。自分の意志で参加した囃子連ですから、どうか自分だけで全うしてください。
こう言いたいですが、言ったらどうなるかな~。