早いもので今度の日曜日、3月17日は彼岸の入りです。例年通り先日墓場の掃除に出かけました。
我が家の墓は地域の共同墓地の一角にあります。すぐ裏は雑木林になっており、掃除のときは雑草だけでなく雑木林からの落ち葉を片付けるのも一苦労です。
それで、というわけなのでしょうか。落ち葉や雑草はいずれ土に還るものとして、雑木林に捨てるのが雑木林のすぐそばに墓がある人たちの習慣になっていました。私がこの土地に住むようになって30年経ちますが、ずっとそうしてきたのです。
墓場掃除で注意をされて反発したけど
最初は申し訳ないような気がしていましたが、じきにそれが当然だと思うようになりました。ところが先日の墓場掃除の折にそれを注意されて、驚いたのです。
それは我が家の墓の裏に建っている墓の持ち主でした。この墓の持ち主は裏の雑木林の持ち主でもあります。
直ぐ側に雑草を捨てられると、草の匂いがひどいし、そこからすぐに雑草が生えてくるので、草退治をしたかいがなくなります。そこに草を捨てるのはやめてください。他の人たちもみんな、草は持ち帰るようにしています。
大体こんな内容のことを言った後で、その人は自分の家の墓に除草剤を撒いたのです。正直言って最初は反感がありました。
ずっとしてきたことを否定するからには、他の人みんなに注意しているのだろうか。
除草剤は撒くのは良いのだろうか。
そして、私だけに言っているのならば許せない、と思ったのです。
よくよく考えてみると
ただ、注意をされたときに私はまさに雑木林に雑草を捨てようとしているところでした(タイミングが悪かった…)。自分の家の持ち物にゴミを捨てられているわけですから、これは気分が良いはずはありません。
お宅の落ち葉が迷惑なのだと思わないではありませんが(実際にそう言いながら、草を捨てている人を私は目撃しています)、それなら事前に話し合いをしておくべきだったでしょう。
今まではたまたま顔を合わせなかったから言えなかっただけで、その人は草を捨てる人にずっとやめて欲しいと言いたかったのかもしれません。
そうすると、その人が注意をするのも当然だと思うようになりました。
夫も同じかもしれない
私が何を言いたいのかというと、正しいことでも(いや、正しいことだからこそ)言われたときには反感が出てくるのかもしれないということです。
先日私は夫に「酒をやめた方が良い」と言いました。
夫はものすごく反発して、今も酒を飲んでいます。夫の身体のこと、家族との関係のことを考えると、私が言ったことは正しいことだと思います。しかし、この経験のおかげで、反発しているから夫はダメなのだとは思わなくなりました。
反発していても、いつかはわかってもらえるときが来るかもしれません。すぐに行動をすべて改められなくても、1つでも2つでも改まったことがあれば、それで前進と言えるのではないでしょうか。