我が家の地域では今日からお盆です。今年は猛暑を避けようと、朝8時には先祖の霊を迎えにお墓に行ってきました。
先祖の霊を迎えるのも大変だ
墓場にはお盆提灯を持って行き、墓に供えた線香で火をつけます。提灯の火が先祖の霊ということなのでしょう。これを消えないように家まで持って帰ります。
お盆提灯の火を仏壇のろうそくへ移し、そのろうそくで線香に火をつけて供えると、やっとご先祖様のご帰還となります。お盆提灯を使うくらいですから、本来は夕方にお迎えに上がるのが良いのだと思います。
しかし、この暑さですからなるべく早いうちに済ませようと、朝8時に墓場に行ったわけです。まあ、すでに暑かったですが…
夫はお盆も忙しそう
今回も夫は目一杯予定を詰め込んでいます。
お盆のときの届け物を購入しなくてはとか、軽トラを定期点検に出さなくては(自動車整備工場が親戚なので、これもお付き合いのうちです)とか、そうだ通院もしなくてはとか、新盆の親戚の家にはいつ行こうとか、本当にいくつ体があっても足りないくらいです。
夫は墓場にいるときから、あれもこれもしないといけないとヒートアップしていたので、暑いしうるさいし、そばにいる私は大変でした。いつも夫と墓場に行くと、せかせかと行程をこなしているだけ、という気持ちになります。
墓参りをしているのに、忙しない気持ちに
花立てに水を入れて花を挿して、線香に火をつけて供えて、米を供えて(他にもいろいろとやらなくてはいけないことがある)…とにかく忙しなく、先祖のことは愚か、一緒に住んでいた祖母のことさえ思わずに帰ってきてしまいます。
なんかこれで良いのだろうか、と毎年思っていますが、まあ、これも仕方がないことなのかもしれないです。そんなときはいつも心の中で先祖に語りかけることにしています。
掃除は心を込めて、嫁である私がやりましたよ~。そのときはご先祖様たちのことを考えていましたから、私のことは悪く思わないでくださいね。
本当に墓の掃除が私にとっての墓参りになっているのでしょう。だから、それで良いと思っています。
そう言えば、毎年家に帰るまでの間にお盆提灯の火が消えてしまうのですが、今年は大丈夫でした。もう、夫の実家の敷地内に住みだしてから30年経ちますが、これは本当に珍しいことです。
お盆の始まりに『あ~、嬉しいな』と思うことができました。良いことあるかな?