夫の父の命日を迎えるたびに考えること・周りの人のためにも、年末はいつもより慎重に過ごしたい

忘れられない命日 季節

今日、12月5日は夫の父の命日です。52年前の今日、忘年会に出席した帰り、夫の父が乗った車は事故を起こしました。車には夫の父の他に、父の義理の弟(父の妹の配偶者)も乗っており、2人とも亡くなってしまったのです。

夫の父も運転していた義理の弟も忘年会で酒を飲んでいました。飲酒運転だったわけですが、当時は今ほど厳しい取り締まりはなかったようです。当時、夫の父は30代。まだ若くてそういうことが楽しかったのだと思います。

私の父も12月に

もちろん私は夫の父と会ったことはありませんが、なぜか命日を忘れることはほとんどありません。他の人の命日は忘れることがままあります…私の父が脳出血の発作を起こしたのも12月でした。

12月って何かと気忙しいし、疲れているしで気をつけて過ごすべきだと思うようになったのは、2人の父のおかげかもしれません。夫の父は今までの農業だけじゃダメだと、いろいろな事業計画を立てていたようです。

3人の息子に恵まれて、これから何でもやるぞという気合に満ちていたであろう夫の父。息子たちのために大きな鯉のぼりをあげるのだと、立派な支柱まで用意していました。それが突然プッツリと断ち切られてしまったわけです。

私の父は命はとりとめたものの、右半身の重い麻痺と言語障害が残ってしまいました。会社員だった父は退職を余儀なくされたのです。父の本当の気持ちは知りませんが、やはり断ち切られたものがあったように思います。

家族の人生も変わる

夫の実家では父の死を境にいろいろなことが変わってしまったのでしょう。父の死後、夫の母は精神を病み、入退院を繰り返した後に亡くなります。夫の父の妹は兄だけでなく、自分の配偶者も亡くしました。まだ子どももいなかったため再婚しますが、その後病気でなくなりました。

残された3人の息子たち(つまり夫たちです)は同じく残された祖母が育てますが、自分の不幸に祖母はいつまでたっても、納得がいかない、といった感じでした。態度の端々に『何で自分がこんな目に遭うんだ!』という怒りが垣間見えたような気がします。

私はその怒りがこちらに伝播する度に嫌だな~、と思っていたのですが、今はそれも仕方がなかったと思うようになりました。

亡くなったり、病気になったりすると、もちろん本人が一番辛いと思いますが、家族の人生を大きく変えてしまうことがあります。そこには経済事情が変わってしまうから、というだけでは済まない面があるのではないでしょうか。

だから一層、12月は慎重に過ごそうと思います。なぜか12月中にいろいろと終わらせたくなってしまいますが…その焦りが禁物なのでしょう。

今のところ、私自身は12月にコロナに感染したくらいしか悪い経験がありません。今年もぜひ、無事に終わらせたいです。今年は60歳の節目の年。一層、落ち着きを持って年末年始を過ごすつもりです。考えてみれば当たり前か…

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