4月に入って総会やなんやらで忙しい夫。
先週末は2日連続で総会に出席して疲れて帰って来て、こんなことを言っていました。
総会の後の会食は約得?それとも足かせ?
総会に出席する人のために、弁当や飲み物(夜だからアルコールも!)を用意しているけど、これはみんな自治会費から出しているんだよな。考えてみればもったいない話だよ。これを全部やめたら、かなり自治会費が節約できるんじゃないかな。
確かに総会をやめて、資料の回覧だけにすれば、当日飲み食いするものの調達やそれについてくる会計処理などがなくなります。会場の設営もしなくて良いし、当日のための打ち合わせもしなくて良いのです。費用だけでなく、時間と手間がかなり節約できるでしょう。
ただ、夫はたまにはみんなで飲み食いできるような役得がないと、馬鹿らしくて自治会の役員なんかやっていられない、とも言っています。きっと役員は皆同じ気持ちなのだとも。
しかし、飲み食いつきの総会を開催するのに十分な金額を会費にすることで、返って自治会役員は仕事を減らせないのかもしれません。
役員をやっていれば面倒はあるけど楽しい役得はあるし、資金面で不足がないんだから、我慢してやらなければ、という気持ちになっているように思われます。
豊富な自治会費が足かせになっていると言ったら言い過ぎでしょうか。
総会って本当に開催する必要があるの?
どんな集まりでも会費を徴収して活動しているなら、どんな活動をしてそこにいくら会費を使っているのかをハッキリと知らしめなくてはいけないでしょう。会費を支払った人には、自分が支払ったものが適正に使われていることを知る権利があるからです。
会費を受け取った側が払った側へ使い道を知らせるために、総会があるのだと思いますが、実際に総会の目的はちゃんと果たされているのかと言えば、そうでもなく形だけになっているような気がします。
私が出席したいくつかの総会は、ただ事業報告や会計報告などの資料を読むのを聞いているだけ。総会の最中は眠気と戦わなくてはならない苦行の場でした。よほど毎年、本気で資料を読み込んでいるのでなければ、問題点を見つけるのも難しいです。
それだったら、総会資料を配布または回覧して、各々が読めば十分ではないかと思うのです。
総会をやらないと心配?
総会をちゃんとやらないと会費の横領や無駄遣いが心配、と思う人もいるかもしれません。ただ、横領する人は総会をやっていてもするはずです。総会をやるかやらないか、の前に厳重にチェックする仕組みを作るべきだと思います。
それに会費については年に1度のチェックより、領収書を出したときにでも、こまめにチェックをする方が無駄遣いも防げて良いのではないでしょうか。
横領や無駄遣いができないくらい、会費を少なくしてしまうのも良い方法だと思います。会費が少なくなれば管理がラクだし、無理な仕事を断る口実にもなるでしょう。私たちが住んでいる地区では、自治会がゴミ集積場の金網の修理、公園の草刈りまで行います。
依頼する方も会費を払っているからと、当然のように依頼するし、十分な会費を徴収している自治会も仕事を断れません。会費さえ少なければ「私たちはボランティアで、資金もほとんどないので、この仕事はできませんね」と言えるのではないでしょうか。これで足かせが一つ外せます。
なんて言っているうちに、夫の任期は終わり、喉元を過ぎてしまうのかもしれないです。この地域では何かをやめたら、その後ずっと「〇〇さんのときに、△△(例えば総会)が終わりになったんだよ」と言われてしまいます。
これが結構不愉快です(経験あり)。何かをやめる(変えるのも)って、難しいんですね…総会は残り1つとなり、春の例大祭が終われば一段落です。頑張れ、夫。


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