きょうだい間格差について今、思うこと・格差はあると思って子育てするべき…子育ては難しい

きょうだい間格差 生活

昨日、今日と新聞できょうだい間格差について特集記事を掲載していました。同じ両親の子どもなのにきょうだい間である特定の子どもだけが優遇されたり、冷遇されたりするのがきょうだい間格差です。

昨日の記事では、弟だけが優遇され、姉である自分はとことん冷遇されたと30代の女性が語っていました。

私の弟も優遇されていた?

私も弟がいて、結婚するまでずいぶんときょうだい間格差があると感じていました。とにかく「お姉ちゃんだから我慢しなさい」と言われ続ける生活で、高校受験の際も「弟がこれから高校に行くんだから、お前が私立に行く選択肢はないよ」と言われていました。

つまり、私のときに資金を無駄に使うことは許されない、というわけです。結局、私は行きたい高校を変更して、合格確実な高校を選ぶしかありませんでした。

弟は自分が行きたい高校を選んでおり、私には『弟だけが自由に高校を決めた、優遇されている』という気持ちが強く残ったのです。弟は高校を卒業した後に専門学校に進学しましたが、授業についていけないという理由で退学。

退学後はなかなか進路が定まりませんでした。私は大学卒業後、就職して母に言われるままに、いくらかの金額を家に入れていましたが、弟はそれもまったくなし。

母が言うには「だって、あの子は高卒で働いていて、お給料も少ないのよ。お金を家に入れろなんて、かわいそうで言えないわ」、だそうです。

これを聞いて、私は相当不愉快になりました。それなら家に入れる分の金に少し足して、家賃が出せる。一人暮らしができる、と思うようになったのです(実際に3年間一人暮らしをした後に結婚しました)。

弟にも被害があった?

ただ、母は相当な気分屋だったのかもしれません。弟にも好き勝手なことを言っていたようです。後に弟は、母に「ウチは貧しいから国公立の大学じゃないと行かせられない」と言われたときは参った…と言っていました。

そして何かにつけて「お姉ちゃんはこんなことをしなかった」、「お姉ちゃんはもっと成績が良かった」と言われ、不愉快だったと…(私の成績は言うほど良くありませんでした。聞いていて、恥ずかしくなったし、母が不憫になった)

弟は「おふくろも悪気はなかったんだよ。ただ、その場その場で浮かんだことを言っていただけ。それを真剣に気にしても仕方がないでしょ」と言っていました。まあ、私の実家のきょうだい間格差は、その程度のものだったのかもしれません。

程度は軽かったと今は思いますが、母が「女の子よりも男の子の方がかわいい」と口にしていたのは事実です。私も女の子の端くれでしたから、言われて愉快な言葉ではありません。

男の子は全力でお母さんを愛している?

母によれば女の子は小さなころから、独立した存在。言うことも一人前だから、ちょっと大人との付き合いに似ているのだとか。それに比べると、男の子は全力でお母さんを求めてくるのだそうです。

母はそれがかわいくて仕方がない、とよく言っていました。確かに娘の同級生も男の子はみんなお母さんが大好き。授業参観のときなど、お母さんの姿を探して首がもげるほど、ずっと後ろを向いている男の子がたくさんいました。

全力でお母さんを愛している男の子を見ていると、『これはかなわないな~』と思わずにはいられませんでした。ただ、その愛情は見ている私には少々重かったです。私は娘2人で良かった…心からそう思ったのです。

新聞で紹介されたきょうだい間格差は行き過ぎだ!

新聞で読んだ記事では、父親の遺産を娘には一切渡さないなど、母親の極端な行動も見られます。これは行き過ぎだし、決してやってはいけないことだと思います(娘にさしたる落ち度もないのに、法定相続分を無視するって、行き過ぎでしょう)。

だれかこの母親に意見をする人はいなかったのでしょうか。

ちょうど私たちの年代(1964年生まれ)から子どもの数が減っています。だから、余計にきょうだい間格差が目立つようになったと思います。

私たちの親の世代なら、5人6人と子どもがいるのが当たり前。母は8人きょうだいでした。きょうだい間格差など、気にする余裕はなかったと思います。

現在は、子どもを育てるすべての人が、きょうだい間格差はあるのだと思っていた方が良いと思うのですが、どうでしょうか?

いやぁ、本当に子育てって難しいですね。よく、私も子育てしようと思ったもんだ…今なら怖くてできません。

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