26年前の事件に思う…ストーカーに必要なのは心の治療ではないか?一歩進んだ対策を望みたい

自分にもどうしようもないときがある 未分類

先日、26年前の名古屋主婦殺害事件の容疑者が逮捕されました。

同年代の人たちがかかわっているため、大変興味を持ちましたが、そういう人、たくさんいたようです。長女の職場でもシニア女性たちが騒いでいたそうです。

新聞でも毎日続報が掲載されているのを見ると、いかに世間の関心が高いのかわかります。

容疑者はストーカーだった?

この件に関する報道を見聞きしていると、いろいろと考えさせられることが多いですね。

最初に容疑者が逮捕されたときに被害者の夫が「容疑者の女性は確かに自分の高校の同級生で同じ部活だったが、特に接点はなかった」というような内容のことを言っていたと思います。

しかし、容疑者の女性は被害者の夫に、バレンタインデーチョコを贈り、好意の気持ちを伝えていたとのこと。しかも、容疑者は高校を卒業してからも、被害者の夫が通う大学まで押しかけてちょっとした騒ぎになったそうです。

これは立派なストーカー事案だったのではないでしょうか。当時、ストーカーという言葉はまだ一般に浸透していませんでした。ストーカー行為をしても、それは愛情ゆえのことだと良い方に解釈されることも多かったと思います。

ただ、被害者の夫は「こういうことをされるのは困る」とはっきりと容疑者に告げていますから、迷惑行為を受けていたわけです。

再会で蓋が開いてしまった

被害者の夫は、容疑者の女性をもっと警戒する必要があったはずです。事件の数か月前に被害者の夫と容疑者は同総会で再会しています。

このとき近況を話したそうですが、そういったこともしない方が良かったのでしょう。多分そのときまで、容疑者もかつての出来事は乗り越えたのだと信じて生活をしていたと思います。

容疑者も結婚して、新たな人生を歩んでいたのがその証拠です。ただ、同窓会でかつて執着していた相手の顔を見てしまった。近況も聞いてしまった。

そうしたら、乗り越えたと思っていたことは実はそうではなかった、ちょっと蓋をして見ないふりをしていただけだったと気が付いてしまったのでしょう。

容疑者には治療が必要?

これ、男女が逆だったらきっともっと注意をしていたはずです。男性の身では、何か危害を加えられるかも…などという心配はしなかったのだと思います。だから気軽に近況も話してしまった…

なぜ自宅を知っていたのか、と被害者の夫は話していましたが、26年前容疑者と被害者は同じ市内に住んでいました。

同じ市内で名前もわかっているなら、住んでいるところくらいは簡単に割り出せそうな気がします。あの当時、電話番号を知るのだって、今よりもずっと簡単でしたよね。

私は被害者の夫に落ち度があったと言いたいわけではありません。いくら相手が好意を持ってくれたからと言って、すべての人がそれを受け入れられるものでもないし、近況を語り合ったのも、昔のことはもう終わったことだと思いたかったのでしょう。

しかし、容疑者の女性も自分の気持ちを自分で律することができなかったから、あのような事件になったのだと思います。

もしかすると、容疑者に必要だったのは、心の治療だったのではないでしょうか。容疑者にもっと早く、心の治療が施されていたら事態は違った方向へ動いたかもしれません。

そうしたら被害者とその家族がこんなに辛い思いをすることもなかったでしょうし、容疑者も辛い26年間を生きずに済んだはずです。

まあ、家族や親族に迷惑がかかるので、捕まりたくなかったなどと言っているのはいただけませんが。被害者にも家族がいるのは、容疑者と同じですから。

この事件を教訓にして、ストーカー事案にはすぐに心の専門家が出てくるようになればいいと思いますが、どうでしょうか。

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