もう4日前になりますが、普段よく買い物しているスーパーに備蓄米と思われる商品が売っていました。実際には「業務用ブレンド米」という名前で、値段は他の米よりも安かったです。
思ったよりも安くなかったが
他の米は5kgで4000円以上していましたが、業務用ブレンド米は3750円でした。まあ安いと言っても、今までは5kgの銘柄米を2000円以下で購入していたので、焼け石に水という言葉が思い浮かんだだけでした。
私がよく行っているスーパーでは今まで銘柄米しか置いていなかったので、業務用ブレンド米の登場には少々思うところがありました。とうとうブレンド米を置かざるを得なくなったのか…、と感慨のようなものがあったのです。
きっと客からの要望もあったのでしょう。確かに最近の米は高価すぎました。値上がりの幅が大きすぎます。これでは買えないという声がスーパーに届いたのかもしれません。私だって同じことを何回も考えました。
今までの米の値段が安すぎたのだ、という意見もありますし、米農家の方々のことを考えれば、それが正しいのかもしれません。ただ、私たちはそれに疑問を持たずに生活してきました。
安すぎると言うなら、もっと前になんとかするべきだったのではないでしょうか。突然それがダメだったと言われても…卵やもやしも安すぎたと言われて、今値上がりしていますが、米に比べればまだ我慢ができる範囲です。
それに米の値上がり分の出費はどこからも補填してもらえません。昨年に比べて倍近くの値段になった米を我慢して買うしかないのです。ただ、業務用ブレンド米が安いと言っても、以前の値段に比べるとかなり高価です。
それならもう少し足して普通の銘柄米を買ったほうが良いのか、それともここは少しでも出費を抑えるべきなのか、新たな悩みが生じてしまいました。
私がスーパーで業務用ブレンド米を見つけたとき、すでに残り1袋でしたが、我が家では米10kgを購入したばかり。そのときは購入に至りませんでした。
夫は抵抗感があるみたい
帰宅して家族に聞いてみました。「とうとういつものスーパーでも備蓄米を売るようになったけど、どう思う?」
夫は大反対。「何が混ざっているかわからない(わからないことはないと思うが…)米なんか食べたくない!」そうです。
私が実家にいた頃に食べていたお米は標準価格米と呼ばれていました。これって今でいうブレンド米みたいなものですよね。実家は食費を抑えなくてはいけない(父が働けなかったから)と米はずっと標準価格米だったのです。
だから、私はブレンド米に抵抗感は全然ありませんが、夫がそんなふうに抵抗感を覚えているなら、ちょっと備蓄米は買えないかな…
1つくらいは逃げ道が欲しい
ただ、あの頃の標準価格米は食費を抑えたい事情がある人の助けになっていたと思います。私の母にはお米だけは安く買えるから大丈夫、という安心感があったのではないでしょうか。
私が見かけた業務用ブレンド米には、そこまでの安心感がまだないと思います。お米の値段が上がるのは仕方がないのでしょう。でも、1つくらいは消費者のために逃げ道を用意して置いて欲しいと思うのですが、それは甘いのでしょうか。


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