昨日スーパーに行ったところ、出入り口に人が何人も溜まっている状態でした。みなさん手の消毒をするために立ち止まっていたのです。出入り口スペースにはアルコールの臭いが立ち込めていて、酔っ払いそうだったので、ついそのまま店に入ってしまいました。
私には完璧にできそうもない
スーパーに入る前に手を消毒するのは、他の人にコロナを感染させないためなのでしょうか。もし自分が感染しないためなら、店を出るときに手を消毒するはずです。
でも、手だけにウイルスがついているとは限りません。買った商品や店の中で持ち歩いたバッグ、買い物袋、財布などすべてのものについている可能性があります。それらをすべて家に帰ったときに消毒しないと対策としては万全ではないでしょう。私にはとても完璧にできそうもありません。
ややこしいのも嫌
消毒用のアルコールが品薄になってから、次亜塩素酸水が注目されました。ノロウイルスが流行したときにも注目されましたから、消毒の効果はあるはずです。
でも、私にとっては名前がややこしかったです。次亜塩素酸ナトリウムとごっちゃになってしまったのです。でっきり塩素系漂白剤を薄めたものかと思っていましたが、違うものだということです。
本当の次亜塩素酸水は塩酸や食塩水を電気分解して作られるということですが、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を薄めたものも同じ名前で販売されています。
これを空間に噴霧して人が吸い込んだ場合には悪影響があるのです。私たちもキッチンの塩素系漂白剤を薄めて、噴霧しようとは考えませんよね?だから次亜塩素酸水を噴霧するのは危険だと報道もされました。
本当の次亜塩素酸水なら効果がある
今は次亜塩素酸水が消毒には、まったく効果がないように思っている人も多いようです。私の夫もそのように思い込んでいました。そうじゃないよと説明したくても、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの2つの名前を連呼しているうちに、自分でも何を言っているのかわからなくなってしまいました。
本当の次亜塩素酸水は口腔内の殺菌に使っている歯医者さんがいるほど、効果があるもののようです(こちらの記事にも書いてあります)。こちらは空間に噴霧をしても問題はないようです。
ただ、それでなくても混合しがちなのに、ちゃんと自分が次亜塩素酸水を手に入れる自信が私にはありません。商品名なども当てにならないなら、なおさらです。だから私はもう消毒したくないと思ってしまうのです。
救世主は界面活性剤
ただ、ややこしいのが面倒な私にも、使えそうなのが界面活性剤です。これは次亜塩素酸水とともに消毒に使えると発表されました。
界面活性剤は住宅用や台所用洗剤には以前から含まれている成分です。これは新型コロナウイルスの表面の膜を破壊して、感染力をなくすそうです。昔から馴染みがある洗剤なら、気にせずに使えそうです。しかし、この場合はあくまでも物の消毒なります。手指の消毒には使えません。
でも手指の消毒なら手洗いを丁寧にすれば問題はないと言われているので、今まで以上に生活の節目には手を洗いたいと思います。石けんも界面活性剤ですから、効果が期待できそうです。
でも、これでは普段の生活とほとんど変わりがありません。後ろめたい気持ちもありますが、マスクとともに消毒もしないで済む世の中になることを願って止みません。