私は以前から足の付根が痛くなることがあり、ショーツの足回りのゴムがとても気になっていました。足回りが締め付けられると、一層付け根が痛くなるような気がしたのです。
実際に履いてしばらくすると足の付け根が痛み出して、履いていられないショーツもありました。娘たちに言っても、「そんなことってある~?」とまったく実感がわかない様子です。もちろん夫はトランクス派ですから、私の家並みは理解できません。
確かに開放感があったけど
それでしばらく前に「ふんどしパンツ」というものを見つけて購入、実際に自分で履いてみました。
これはウエスト部分だけにゴムが入っていて、足の付け根には一切締めつけ感がありませんでした。なるほど開放的で楽なのですが、足回りに一切ゴムが入っていないことで、私には気になることが出てきました。
それはお尻がはみ出してしまうということです。よく自分のサイズに合わないショーツを履くと、お尻の肉がはみ出して、見苦しい段を作ることがあります。ふんどしパンツの場合は、その比ではありません。もう、全体がはみ出てしまい、それがうっとうしくてたまりませんでした。
少しくらいはみ出す、食い込むというなら、少々我慢ができますが、ふんどしパンツでお尻がはみ出すのは、私には我慢ができませんでした。夜寝ていて寝返りを打つとそれに伴ってお尻がはみ出してしまうので、夜中に何度もそれを直す羽目に陥ったのです。
ほとんどのショーツは足の周りに、ゴムかそれに代わるものを使っていますが、それはお尻をしっかりと支えるというきちんとした役割を持っていることを私はやっと理解したのでした。
でも、痛くはないし、まあこれで我慢しようかな、と思っていました。少々諦めの気持ちが入っていたのかもしれません。
みんな探している?
そんなとき、私は1つのブログ記事を見つけました。
おふみさんの「ミニマリスト日和」というブログですが、おふみさんがいかに自分に合うショーツに巡り会えていなかったかが書いてあり、他人事とは思えませんでした。
おふみさんはプロの方なので、SNSを通してたくさんの人とつながっています。そのつながりを利用して、知ったのが「タカギの超立体ショーツ」でした。このショーツでおふみさんはショーツ遍歴を終わりにすることができたようです。
おふみさんも周りの人たちにショーツが食い込む、うっとうしいと言っても、なかなか共感は得られなかったそうです。世の中、激痛が走るとかもう我慢出来ない、ということが起これば、割と迅速に何とかしなくては、となりますが、そうでない場合はあまり問題にされません。
自分でも我慢できないほどではないから、と日々を送ってしまいますが、毎日我慢を重ねることが、いつかは積もり積もって大きなストレスになってしまうのではないかと、私は思っています。
おふみさんはブログにショーツの食い込みを直さないで済む生活はこんなに快適だったのか、と言う内容のことを書いていました。おふみさんもきっとストレスをストレスと認識できていなかったのでしょう。
もう1度信じてみよう
おふみさんの文章を読んで、私はもう1度だけショーツを買ってみようかという気になりました。おふみさんの感性を信じよう、このショーツはきっと大丈夫だと思ったのです。
こうして私はおふみさんの真似をして「タカギの超立体ショーツ」を購入しました。結果はなかなか良いです。昨夜は寝ている間に1度もショーツを直さないで済みました。もちろん足の付け根も痛くありません。心なしかよく眠れたような気までします。
自分の生きる姿勢を反省する
結局、人間には同じ体型の人が1人もいません。それなのに、直接身につける下着は売っているものをそのまま使っているのが現状です。既製品に体を合わせているわけです。
それなら、なるべく自分に合うものを探すのは当然のことです。私はそれを怠り、近所で手に入るもの、しかも安いものだけに注目したので、これほどうっとうしい思いをしなくてはならなかったのです。
安くて簡単に手に入るものだけを良しとしていた自分を、少し反省したいと思います。自分の体のことですから、下着が合わないのをこれくらいはいいや、などと言わないようにしたいです。