専業主婦なので、夕方に出歩くなんて、とんでもないと思っていました。うかうかしていると夫が帰ってきて、お腹が空いたと騒ぎ出すからです。夕方のスーパーは、人が多くて疲れるしね…
夕方だけど、行ってよかった!
今通っている歯医者が、とても人気があっていつも混んでいるため、夕方でも文句をいえませんでした。自分からこの日はダメ、などといおうものなら、1週間も治療が延びてしまうかもしれません。
でも我慢して夕方に行っただけあって、金属を入れた歯は快適です。私が通っている歯医者では、かみ合わせの部分を丹念に何度も削り直して、最初から違和感がないようにしてくれます。以前通っていたところは、かみ合わせが高すぎて、違和感を覚えても、なかなか直してくれませんでした。それどころか、慣れれば大丈夫です、などといわれたこともありました。
たとえ痛みがなくても、奥歯が大きく欠けた状態は、自分にとって大きなストレスだったのでしょう。新しく金属を入れた途端に、首や肩の周りがす~っと軽くなるのを感じました(気のせい?)。かみ合わせはやはり大切なのではないでしょうか。今の歯医者に変えて、本当によかったと感じています。
よい歯医者は大切な存在
普段は見ない小学生の男の子も、お母さんに連れられて来ていました。
顔を強くぶつけてしまったそうで、食事のたびに口が痛むため、どこか折れているのではないかとレントゲンを撮ってもらっていました。歯医者にもいろんな人が来るんだな、と新たな発見をしたような気がしました。口のトラブルも虫歯だけとは限らないのだな、と実感できました。
実際に私も以前、奥歯が割れてしまい(原因は不明ですが、歯が割れることは珍しくないそうです)、激痛に耐えかねて、今の歯医者で神経を抜いてもらったことがありました。歯医者さんは、健康な歯なのに残念です、と惜しんでくれました。
考えてみれば、食べるのも喋るのも口が担当しています。口に何かあっては、本当に困ってしまいます。現在は歯周病菌がいろいろな病気に関係していることもわかっています。下手をしたら、口の中のことが体中に影響しますから、何か気になることがあったら、すぐに歯医者に行くくらいの気持ちでいた方がよいでしょう。
歯医者の選び方
私は以前、知り合いの女性から歯医者はちゃんと選ばないとダメだ、と強くいわれたことがあります。その女性はこうもいっていました。
「首から上は、脳に近い大切なところなんだ!」
この言葉は何年たっても、強く印象に残っています。まるで天から降ってきた言葉のように感じられました。
私はそれまで、家に近いから、ということでしか歯医者を選んでいませんでした。今通っている歯医者は、脳梗塞を経験した親戚がとってもよいところだよ、といって紹介してくれました。
脳の病気をした人は、服用している薬との関係もあり(薬で血が止まりにくくなっていることがあり、歯を抜いたりすると危険があるなどいろいろな要因があるそうです)、なかなか歯科治療をしてもらえません。
私の父も脳卒中を経験していたため、虫歯になったときは、大学病院の口腔外科に行っていました。「断らずに、とても丁寧に治療をしてくれたの」と嬉しそうに親戚が話してくれたため、私も行ってみる気になりました。それからのお付き合いでもう10年近くになります。
ネットでも口コミがわかりますが、生きている人間の口コミは、説得力が違いました。
結局歯医者との相性も、縁が大きいのかもしれませんが、よい歯医者に行きたいという気持ちは強く持っているべきです。