オレオレ詐欺は昭和の時代にも存在した?薄気味悪い電話の理由が今わかる!

オレオレ詐欺 生活

私が結婚する3年ほど前に結婚した友人がいました。まだ、新婚だったころ、今から30年以上前に旦那さんからの電話が家の固定電話にかかってきたそうです。そろそろ夕飯時だったこともあり、旦那さんから電話がかかってきても決して不自然ではない時間帯でしたが、その電話は友人にとって驚くべきものでした。

旦那さんが事故を起こした!

その電話で旦那さんは泣いていたそうです。何かあったのかと心配した友人に旦那さんは事故を起こしてしまったと告げたのです。もともと旦那さんは涙もろく、男性としてはよく泣く人でした。私も結婚式の披露宴で感極まって号泣している旦那さんを見て、驚いたことがありました。

ただ、その電話での旦那さんはあまりに激しく泣いていたので、友人は自己の相手かもしくは旦那さん自身がひどいケガをしたのではないかと心配になったそうです。ですから、友人は一生懸命に旦那さんにまず身体が心配だが、大丈夫なのかと尋ねました。そして落ち着いて話すように促したのです。

ところが友人が優しく諭せば諭すほど、旦那さんの泣き方は激しくなるばかり。ついには何を話しているのか聞き取れなくなってしまったのです。

これはこのまま電話口で諭していても仕方がないと友人は判断。一旦電話を切ることにしました。旦那さんには、落ち着いたらもう一度自宅に電話をしてくれ、と伝えました。いくらもう大人とはいえ、事故を起こすのはイレギュラーなことです。さぞかし、辛いだろうと友人は心配していました。

旦那さんが帰宅したが

心配しているうちに夕飯の時間になりましたが、そこに旦那さんが帰宅したのです。旦那さんは普段とまったく変わらない様子だったので、驚いた友人が「事故を起こしたんじゃないの?」、「ケガはしていない?」などと次々と疑問をぶつけました。それを聞いた旦那さんも非常に驚いた様子で、「え?事故ってなんのこと?」と逆に聞き返されたそうです。

その日、旦那さんは事故を起こしてもいないし、自宅に電話もしていなかったのです。私は後になってその話を友人から聞きましたが、電話の主が一体なんのためにそんな作り話をしたのか、さっぱりわかりませんでした。それは友人も同様で、何のためなのかわからないので、薄気味悪いと言っていました。

その話から数十年経って、オレオレ詐欺などという電話を使った詐欺事件が多発するようになりましたが、それでようやくあの電話は詐欺だったのかもしれないと思い至りました。事故を起こしたから示談金を用意して欲しいなどと言うつもりだったのかもしれません。

昔から詐欺はあった?

電話をかけてきたのが詐欺師だったとしたら、演技をしていてつい身が入り過ぎてしまったのかもしれませんね。詐欺だとわかると忌々しい気持ちでいっぱいになりますが、30数年前には詐欺師が電話をかけてくるなどとは考えませんでしたから、薄気味悪いと感じていたのでしょう。

それでも、オレオレ詐欺といわれるものはつい近年になって急に誕生したのではなく、かなり以前から着々と成長しつつあったのかもしれません。

新婚の友人が被害に合わずに済んで本当に良かったです。しかし、私も気がつくのが少々遅かったような気がします。いつの時代のどんな場所にも悪いことを考える人はいるものです。いつでも注意を払って生活していきたいと思います。こんなブログ記事を読んで、急にこのことを思い出しました。

ブログを書いている方が実際に体験したことだそうです。実害はなかったとのこと、本当に良かったですが、昔は良かったとばかりも言っていられないと痛感しました。長い時間をかけて詐欺をする人たちも進化をしているのかもしれません(進化する前だったから、電話の最中に泣いてしまったりしたのでしょう)。私たちも本当に騙されないようにしたいものです。

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