先週の金曜日に発熱した夫は、それから熱が上がったり下がったりしています。熱が下がっているときでも、鼻水はひどいし、そのせいか咳も出ます。3日目になっても、悪化はしていませんが、よくもならないので、とうとう意を決してかかりつけ医に電話をかけました。
熱があっても診察してもらえない
わかってはいましたが、かかりつけ医ではコロナに感染したかどうかの検査はできないし、保健所に頼み込んでも、夫の場合は検査してもらえないだろうということでした。夫は職場にコロナの感染者がいるわけでもなく、渡航歴や外国の人との接触もありません。車で30分くらいのところに、発熱外来を開設している病院がありますが、とても混雑していて、よほど重症でなければ診察してもらえないだろうということでした。
結局カゼ薬と抗菌薬、解熱剤などを1週間分出してもらい、様子をみることになりました。それをすべて飲みきって治ればそれでよいし、治らなければもっと別の病院に診てもらいなさいということでした。診察は車の中で問診をしただけだったそうです。もし肺炎の兆候があれば、コロナの疑いありとして、紹介状でも書いてもらえるかと思っていましたが、明らかに私の考えは甘かったようです。
別のところで診てもらうといっても、頼みの綱の発熱外来で受け入れてもらえないなら、一体どこに行けばよいのでしょう。また、インフルエンザの場合もあるかもしれません。その検査もしないのは、何だか納得が行かないし、見捨てられたような気持ちになりました。とにかく車に乗ったまま、症状を話すだけでは、肺炎もインフルエンザもわからないのではないでしょうか。
やはり自衛が一番!
今朝もニュースで、コロナに感染した疑いのある重症患者が救急搬送される際に、受け入れ先が決まらずに1時間も病院を探し続けたと報道していました。どんなに気をつけていても、病気になるときはなります。生きていればそれは仕方がありません。でも、今回に関しては、本当にかかってしまうと大変です。熱や咳、鼻水が出る病気はコロナだけではありませんが、もうすべてが一緒に恐れられ、遠ざけられてしまいます。
もし、今体調が悪くて不安なら、なるべく家で安静にしていましょう。も ちろん、普段のカゼとは違う症状(熱が何日も下がらないとか、呼吸が苦しいなど)が出たなら、救急車を呼んだ方がよいでしょう。薬が欲しい場合もドラッグストアで選ぶよりも、処方してもらった方が、早くて確実です。 でも、そうでないなら、安静にして体力を温存することも大切です。
私たちは今、こんな状態
幸い夫は食欲もあり、息苦しいなどの症状もありません。熱も高いときで37.8℃ですから、それほど苦しくはないそうです。しかし、ずっと布団に寝ているだけの生活はとても辛そうです。長女も家族が発熱したということで、出勤停止になってしまいました。次女はもともと引きこもりですが、感染が怖いのかほとんど部屋から出てこなくなり、会話もなくなりました。
そして肝心の私自身は、昨日から喉が痛いです。今朝起きたときは唾を飲み込むのが痛いくらいでした。この嫌な感じは、かつて子どもたちが幼かったときに、全員でインフルエンザにかかったとき以来です(今から20年以上前なので、ちゃんとした検査などはしませんでした。だからあくまでインフルエンザだっただろうという推測ですが…)。あのときは、全員が39℃以上の熱を出して、もう大変でした。
この感じをうまくいい表したいのですが、ちょうどよい言葉が見つかりません。熱があるとか、具合が悪いとかを周りに知られてはいけないと思っているので、「四面楚歌」でしょうか。それとも、もう逃げられないからしっかりと戦うぞ、という気持ちを込めて「背水の陣」でしょうか。
皆さん、気を付けて!
どちらにしても、我が家の巣ごもりは当分続きそうです。このブログを読んでいる皆さんも、どうかお大事にしてください。体調を崩しても慌てず、家で様子を見ることができるかどうかを考えてください。かかりつけ医にはいきなり行かないで、電話で連絡をしてから、どうしたらよいかを聞いてください。車から降りないでね、などと指示があるはずです。