何回かこのブログにも書いていますが、昨年の10月に白髪染めをしたのが最後で、その後はずっと自然のままにしています。
やめる前は白髪を染めないとすごく老けて見えるかも…とか、誰かに否定的なことを言われるかも、と考えていましたが、実際は何もありませんでした。別にもともと若く見えていたわけではないため、白髪を染めなくてもまあ、年齢相応に見えているのではないかと思います。
いざ白髪を見たら別に嫌ではなかった
私はもともとの髪色が真っ黒です。それが重くて嫌でしたが白髪になってみると、黒髪だったときのような重さはなくなっていました。何歳に見えるかはさて置き、気になっていた重苦しさが解消したわけですから、これはこれで良いのではないかと思っています。
コロナ禍で人と会う機会が減っていたのも良かったのでしょう。別に顔見知りに会っても、何も言われませんでした。皆、私の白髪に気を止めている暇はなかったと思われます。
髪の毛の手入れはカットだけになったため、とても時短になったし、もちろんコストもかかりませんから、白髪染めをやめたデメリットは今のところ特にありません。ただ、私は10年近く白髪染めをしていたことをムダだとは思っていません。
やはり実際に体験してみないと、染めるのにかかるコストや時間を理解できないし、染めた後にチラホラ白髪が目立ってきたときの気持ちもわかりません。染めているときと染めていないとき、両方体験して初めてどちらが良いかを自分で選べるのではないでしょうか。
もし、白髪染めをしていなかったら、染めれば自分がもっと良く見てもらえるのではないか、などと考えていたかもしれません。白髪染めへの期待値が上がりすぎて、すべてを解決してもらえると思ったかもしれません。それでは精神的には健康でないように思います。
白髪染めをやめても変化がないこと
ただ、白髪染めをやめても変わらないことがあります。それは髪の毛の質です。私は白髪染めをやめれば、もう少し毛質が良くなるのではないかと思っていましたが、そうではありませんでした。毛は相変わらずパサパサです。これは加齢によるものなのだとやっと気が付きました。
肌質も乾燥が進んでいますから、髪の毛だけ例外的に健康的にはならないのも当然です。数十年ぶりにトリートメントを使ってみましたが、やはり何も変化はありませんでした。これはもう気にしても仕方がないと思うため、対処療法的にヘアオイルを使ったりして乗り越えて行こうと思います。
私は、特に白髪は黒髪に比べて乾燥しやすいように感じています。これから白髪染めをやめようと考えている方は、自分の白髪の量を把握してから白髪染めをやめる決定をすると良いかもしれません。
思わぬメリットもあった
白髪染めをやめるのは、白髪の量を把握するためにも役立ちます。
私の場合、もっと白髪が多いと思っていましたが、顔の周りだけに集中していました。後頭部にはほとんどありません。つまり、全体の半分くらいしかまだ白髪ではなかったのです。
一人ひとりがみんな違う顔をしているように、白髪の生え方にも個人差があるのはとても興味深いし、何だか自分の白髪も愛おしく感じられるのです(少なくとも、シミやシワよりは愛おしさを感じられます)。
私もこの先、まだ考えが変わるかもしれません。白髪の増加とともに、もっと派手な髪色にしたくなるときが来たら、無理せずに自分の気持ちに正直になろうと思います。
多分、もう染めないと思う
ただ、やっぱり髪を染めるって、面倒ですよね。長い時間座っていないといけないし、染めた直後は髪の色はキレイでも、頭皮は乾燥して痒いし…白髪染めが体全体に影響するほど、毒性が強いとは思いませんが(10年以上、問題はありませんでした)、やはり頭皮の負担になるのは事実でしょう。
多分、もう染めないかな。大体、私は面倒で化粧だってしていません。自分でもよく10年以上も白髪染めを続けたと思います。夫には自分では白髪染めをするなと、強く言われています。私は自分のことになると、とても雑になるため、みっともない頭で出歩くことになるらしいです。
プロに染めてもらうのも嫌、自分でも染められないとなれば、自然のままでいるしかありませんよね…