日本人の歯に対する気持ちは変わったが、中高年は頑なさ故に変わり切れない?

歯には民度が現れる 健康

有名芸能人が「歯には民度が現れるから、歯の治療をきちんとしていない人はやばいなって思う」という意味合いのことを発言したそうです。私は現在58歳ですが、20代の頃すでにアメリカでは歯列矯正が一般的になっており、歯並びが悪いまま放置している人は社会的に信用されないと言われていました。

『へぇ~、アメリカって変なところに厳しいんだな』と感心した覚えがありますが、アメリカでそうならいずれ日本でも似たようなことになるのだろうと思いました。先程の芸能人の発言は、その似たようなことになっている証拠なのかもしれません。

日本全体の民度が低かった?

確かにかつては八重歯をチャームポイントと言っていたアイドルがいたなど、今は考えられないでしょう。虫歯も嫌ですが、歯周病も今は歯だけではなく、身体全体に影響を与えることがわかっています。ですから、私はなるべく歯は大切にしたいと思っています。

しかし、現在60代くらいから上の世代が子どもの頃は、今ほど歯を大切にするという考えが根付いていなかったように思います。私は高校生になってから、歯磨きの方法を初めてきちんと知ったくらいです。多分、私の親もその頃に知ったのだと思います。

「きちんと磨け」とはよく言われましたが、どうすればきちんと磨けるのかを親自身がわかっていなかったのでしょう。磨き方については一切言われたことがありませんでした。私は自己流で、磨きやすいところだけを磨いていたのに違いありません。私はちゃんと磨いているはずなのに、虫歯の多い子どもでした。

後に私も娘を2人出産しますが、その娘たちに対して歯磨きの仕上げ磨きをしているのを見て、親は目を丸くしたくらいです。もちろん子どもは嫌がりますから、私の母などは何度も「無理やりやるのはかわいそうよ。こんなのやらなくていいんじゃない?」と言っていました。

長女は現在30歳、次女は26歳です。この2人が生まれた頃の私たちの民度はとても低かったのでしょうか。

日本人の民度も上がったと思う

それでも先程も言ったように、私は歯を大切にしたいと思っているのでそれなりの対処はしています。歯磨きは1日3回やるし、歯ブラシだけでなくデンタルフロスも使い、口の中をなるべく清潔に保つようにしています。半年に1回は歯医者で定期検診とクリーニングをしています。

歯医者では歯磨きの方法も指導されていますから、子どものときと比べると格段に私の口の中の環境は良くなっているはずです。日本人全体の意識が変わり、歯を大切にするようになりましたが(昔歯医者は虫歯が痛くなってから行くところでしたが、今はそうではなく予防のために行くところになっています)、それと同じくらいに私も変わったと思っています。

変われない人もいる?

しかし、そうやすやすとは変われない人も居ます。それは私の夫です。彼は私と結婚する前、22歳のときに歯医者で2本の歯を抜きました。このままにしておくと歯並びが変わってしまうので、次は義歯を入れます、と言われていたのに、2度と彼が歯医者に行くことはありませんでした。

こんなことはもう我慢できない!俺はこれから2度と歯医者には行かない

夫は今年60歳になります。本当に27年間、歯医者に行かなかったのです。私にとって夫はいろいろな難点がある人ですが、実社会では別に普通の人間だと思います。だからこそ、1つの職場で仕事ができているのでしょう。夫の実家だってまあ、普通の家でした。これと言ってやばいと感じさせる要素はありません。

歯には民度が現れる、これは事実でしょうが、歯に対する意識がそう簡単にアップデートできない場合もあることは忘れてはいけないと思います。私は夫に民度の低さは感じません(無理やり感じないようにしているわけではないと思う)が、かなりの頑なさを感じます。

単に運が良かっただけ?

しかし、夫は結婚生活の中で一度も口の中の不調を訴えたことはありません。もし、歯が痛かったら人一倍食事を大切にしている夫にとっては一大事だと思います。きっと黙って我慢することはないでしょう。もともと丈夫で、運も良いのだと思いますが、たまには歯医者で歯石くらい取れば良いのに…と思います。

多分、行かないと思いますが。そんなに27年前に歯医者が嫌だったんだろうか?そのときは私が付き添ったんですよ。他にもこんな人っているんでしょうか。私が普段お世話になっている歯科衛生士さんは、逆に興味が湧いてくると言っていました。

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