8月23日に無事夫が出張を終えて帰宅しました。2週間の間、早朝5時から仕事という日もあり、慣れない場所で気を使ったことに加えて寝不足にもなり、大変な日々を過ごしたようです。
コロナ禍での出張だったため、行き、帰りと途中の計3度のPCR検査も行いました(陰性だったからみな無事に帰宅できたのです)。そんな話を聞くと、緊急事態宣言下なのだな、と実感しました。
楽をしすぎて心配になった
もし夫が過労で倒れたら、コロナに感染したらなどと考えると不安になりしたが、不安を抱えながらも娘と3人での生活はとても楽でした。生活が小さくなると、そして誰も家で晩酌をしないと、本当に家事は楽になると実感しました。
こんなに楽をしていると、夫が帰ってきたときにとても負担を感じるのではないかと、心配になるほどでした。
帰ってきても大丈夫だった
しかし、実際に夫が帰ってくると、2週間の出張で離れていたのはまるでなかったことのように、また前の通りの生活が始まりました。そこには自分でも意外なほど、何の違和感もありませんでした。
30年一緒にいると、少々離れていてもまったく影響がないのかもしれません。また、通常通り、朝5時に起きて弁当を作り、夕方5時くらいには夫が帰ってきて騒がしい(酒のつまみを求めてうるさいです)という生活です。
ただ、以前夫が入院して1カ月離れていたときは本当に前の生活に戻りましたが、今回はちょっと違うように思います。私は夫がいてももっと家事を楽にしようと考え始めました。夫がいないと楽な状態から、夫がいても楽な状態にしようと思っています。
まだまだこれから家族4人での生活が続きます。主婦の仕事には実質定年はありませんから、自分を楽にするには自分を変えるしかないのです。絶対こうでなければならない、という思い込みを変えないことには、家事は今までのままになってしまうでしょう。
私は自分で自分を楽にしようと思っているから、夫が帰ってきても大丈夫だったのかもしれません。
夫も変わった?
夫も少し変わったような気がします。今まで映りの悪いテレビを頑なに見ていたのを、やはりそろそろ買い換えようかと言い出しました。そして驚いたことに、こんなことも言ったのです。
乾燥機があると洗濯がすごく楽だったよ。ウチでも使おうか。
少しずついろいろなものの力を借りて、家族が楽に暮らせるように工夫していけば、私はもう、家族が少なければ家事が楽で良いのに、などと後ろ向きな発言をしなくても済むのかもしれません。
出張先は箱根でしたが、このご時世のために夫は休日もどこにも立ち寄らなかったそうです。せめてお土産をと、温泉まんじゅうや黒たまごなど、たくさんの品物を買い込んで来ました。私たちもそれを食べてちょっとした観光気分を味わっています。夫の出張が良いきっかけになれば、夫本人も嬉しいはずです。
でも、またずっと一緒にいると、お互いに有り難みがわからなくなってしまい、いないと楽だなどと思ってしまうんですよね…今の気持ちを忘れずに生活していければ、良いと思っています。