無職で昼夜逆転生活を送っていた20代の私は普通の生活に戻ったけれど、次女は違うようだ

昼夜逆転 生活

私の次女が自宅で引きこもり生活を送るようになってから5年の月日が流れてしまいました。私と夫はその間、ほとんど説教らしいことをしませんでした。夫の考えはわかりませんが、私は自分にも一時期あまり自慢できない生活を送っていたことがあったのです。

そこから抜け出した経験から、次女もいつかは引きこもり生活をやめるだろうと、私は勝手に思い込んでいたようです。

私も危なかった?

20代のころつまらないことで3年位勤めた会社を退職して無職になった私は、一人暮らしの気楽さからか、昼夜逆転の生活を送るようになりました。

人間の体内時計は放っておくとずれていくと言いますが、正にそのとおりで、退職して1カ月も経たないうちから、酒を飲みながら深夜テレビを見て明け方に眠り、起床はお昼を回った頃と言う生活になってしまいました。

その生活を何カ月続けたでしょう。半年は経っていなかったと思いますが、ある日鏡を見て私はとことん嫌になりました。人間キチンとした時間に眠らないと、健康ではいられないのでしょう。私は顔色が悪く、むくんでいてまるで違う人のようでした。

昼夜逆転のせいで友人にも連絡を取らなくなり、就職活動もうまくできていませんでした。いくつも試験に落ちており、自分に自信が持てなくなっていました。

このままでは私はどうなってしまうのか、鏡を見てそんなことを突きつけられたような気までしました。それに一番の問題は経済的なことです。退職するときには、すぐに次の職場が決まらないことも考慮して、多めに貯金をしていましたが、それがもうすぐ底をつくのではないかと思われたのです。

どん底まで行ったら、後は浮かぶだけだと思った

多分このときが私のどん底だったのでしょう。かえって私は腹をくくることができたのかもしれません。この後、無事に外資系企業に正社員として採用してもらえました。当時、日本の企業では女性の一人暮らしはよく思われていませんでした。これも私が入社試験に落ち続けた原因だったようですが、私が入社することになった企業では問題とはならず、住宅手当まで支給してもらえました。とてもラッキーだったと思います。

どん底まで行けば、必ず嫌になって浮き上がろうとする、私は私の体験を勝手に次女にも当てはめ、いつかは次女も動き出すだろうと思っていたのです。しかし、私と次女とでは状況が違いました。次女は経済的に切羽詰まることはありません。少なくとも住居と食べ物は保証されています。

次女はじっとどん底に潜むことを選びました。

普通の生活に戻るのは苦しかった

無事に就職して、普通の生活に戻った私ですが、戻るにはかなり苦しい思いをしました。昼夜逆転が身体にしみついていて、昼間起きているとものすごく苦しいのです。眠いだけではなく頭痛、動悸、めまいなどがして、研修を受けるのもやっとだった記憶があります。顔色が悪いと心配されることもよくありました。

まるで薬やアルコールの離脱症状のようだと思いましたが、今考えると確かに同じようなものだったのでしょう。

多分引きこもりも、普通の生活に戻ろうとすると苦しいのだと思います。その苦しさを我慢してでも、普通の生活に戻ろうとするには、強い理由が必要です。自分がどん底にいることを自覚して、ここから離れたいと思うのは、その理由として十分です。

次女がどん底だと思うまでには、まだまだ時間がかかりそうだし、もしかするとどん底だと一生思わないかもしれません。それでは次女の人生が無駄になってしまいます。次女だけに任せず、誰かが手を持って引き上げることも必要なのだと思います。それでまた沈んでしまうのかもしれませんが、うまくするとどこかにたどり着けるかもしれません。

私がすることで、次女をさらに沈めてしまうのが怖いです。それに自分が普通の生活に戻るときの苦しさを知っているため、次女がかわいそうにも思えますが、これは誰かがやらないと仕方がありません。だからまずは次女をメンタルクリニックへ連れて行くことから始めます。次女の特性を知ることができれば、これからの生活のヒントになるかもしれないと思っています。

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