もう1年、まだ1年

生活

昨年のちょうど今頃、山梨県道志村のキャンプ場で当時小学校1年生の女の子が行方不明になりました。たった10分ほどの間に姿が見えなくなってしまうという、謎の多さにテレビでも何回も報道されましたから、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

お母さんはバッシングを受けていた

私も当時感じたことを記事にしています(記事はコチラです。「無事に帰ってきますように」)。あれから私たちはコロナの流行もあり、自分のことに精一杯で、女の子が行方不明になったことははるかに遠い事件に感じられるようになっていました。

すっかり報道も静まった中で、女の子のお母さんはさまざまなバッシングを受けていたと言います。中には犯人呼ばわりするものまであったそうです。女の子が誰のせいで行方不明になったいるのか、私にはわかりませんし、それは誰でも同じことではないでしょうか。

つまり、お母さんは絶対に犯人ではないと断言できない代わりに、犯人だと断定もできません。断定できないことなのに、感情のままにそれをお母さんにぶつけてしまうのはあまりに乱暴だと私は思います。

実は私の夫もテレビで報道陣を前に話しているお母さんの姿を見て、怪しいと言っていました。自分の子どもが行方不明になっているのに、あんなにペラペラ喋れるはずがないとか、悲しむ素振りがわざとらしいと言っていました。

お母さんの態度には理由があると思う

でもペラペラ喋るのは、危機的な状況になって感情が高ぶっているからかもしれないし、悲しむ様子をわざとらしいと感じるのは、こちらの感じ方が変なのかもしれません。

多くの人は自分の子どもが姿を消すという状況になったことがないから、そのとき自分がどんなふうに感じてどんな行動を取るのかわかりません。自分が同じ状況になったら、やはりギクシャクしておかしな喋り方をするかもしれないのです。

他人の喋り方などを見て、おかしいと思うかどうかは見る人の勝手と言えますが、犯人ではないかとか(女の子がいなくなったのは、親の)自己責任だなどの言葉をインターネットを通じて伝えるのは明らかに行き過ぎです。

夫だって、茶の間に私しかいないから言ったのであって、それを大声で誰かに話したり、インターネットで公言しようとは思わないでしょう。

大勢でキャンプに行く意味

それに女の子とその家族が行ったキャンプは、かなり大人数で行われたものでした。もしお母さんが女の子との関係がうまくいっていなかったとしたら、そんなキャンプに参加するものでしょうか。そんな大勢の目があるところで、何かをしようとするものでしょうか。

もし私が自分の子どもに当たり散らしたいなら、なるべく人目がないところを選びます。わざわざ人目の多いところに自分から出かけたりしません。

私はテレビに映っている情報以外には、そのお母さんのことを知りません。だから良い人とも悪い人とも思いませんが、どうしてもそのお母さんが自分の子どもの行方不明に関係しているとは思えないのです。

今の状況が心配

女の子の手がかりが何1つ発見できない状況に変わりはありません。誰かに連れ去られてしまったとしか考えられませんが、このコロナ禍の中で、人々は前よりも一層家にこもり、他人のことを気にしなくなっています。

この状況でさらに女の子が発見しにくくなるのではないかと心配です。この1年は女の子の家族にとっては長いものだったでしょう。しかし、まだ1年です。小学校1年生が2年生になっただけです。まだきっと女の子は家族を恋しく思い、希望も捨てていないと思います。

女の子のお母さんは昨夜のテレビ番組にも出演して、よく似た声を聞いたという情報でも構わないから、教えてほしいと言っていました。これは切実な声だと私は信じたいです。ぜひ、早く見つけてあげて欲しいです。

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