昨日の夜、夫は風呂に入ると言っておきながら、コタツでうたた寝をしていました。普段朝が早いため私たちは22時には就寝するのですが、21時30分を回っても一向に起きる気配がありません。それで私は風呂場を拭いてしまおうと思ったのです。
また大声で嫌な気持ちになった
ところが風呂場を拭き始めるとすぐに、夫がとても大きな声でこう言いました。
「風呂に入るって言ったでしょ!俺が後で自分で拭くから放っておいてくれよ」
例にもれず、とても不愉快な気持ちになってしまいました。
なぜそんなに大声で言わなくてはならないのか、とどうしても思ってしまうのです。私は夫が疲れているのに、無理して起きて、風呂に入る必要はないと思いました。1日や2日風呂に入らなくても、人間に大きな問題は起こりません。現に次女は1週間位は平気で風呂に入りません。さっさと寝室で眠った方が良いと考えたのです。
夫は自分の大声で目が覚めたようです。すぐに風呂に入ってしまったため、私は勝手に眠ってしまいました。
怒りで眠れないということはありませんでしたが、なぜ私はこれほど大声が嫌なのか(まあ、好きだという人もいないでしょうが)、少々不思議に思ったのも事実です。
なぜ大声が嫌なのか
ネットで調べてみると、大声を聞かされるのが嫌だと言う人は多いことがわかりました。大声が嫌な人のために、なぜ人は大声を出すのかを事細かに記した記事がたくさんありました。それらによると、自己顕示欲が強いとか威嚇のためとか、大声を出す人にはさまざまな理由があります。
それらの理由の中で夫に当てはまりそうなものは、話を聞いて欲しい、構って欲しいときに大声を出すといういものでした。大声で話をされると、否が応でも話を聞かざるを得ません。その体験が、より一層大声を出させるのだそうです。確かに思い当たる節があります。すると大声を出す前に話を聞くようにすれば、夫の声は大きくならずに済むのかもしれません。
しかし、夫の話というのはかなりの割合で要求であることが多いです。背中をかいてくれ、耳掃除をしてくれ、足の裏をもんで欲しいなどの要求が絶えず出てきます。話を聞く姿勢でいると、要求ものまなくてはならなくなりそうです。私は夫の要求をすべてのむのは嫌です。
話を聞いて欲しい夫と聞きたくない私。話を聞きたくないし、要求をのみたくない私だからこそ、大声がとても嫌なのかもしれません。
面倒がられていると感じるから嫌なのかも
また、これは私が勝手に思っていることですが、離れたところにいる人に話があるとき、普通は自分がその場に行って話をするでしょう。ところが夫は自分で動こうとしません。大声を出して、無理やり話を通じさせようとするのです。
自分から話しかけるなら、面倒がらずにそばに行って、普通の声で話して欲しいと思うのですが、夫にはそれがなかなかできません。それほど面倒なら話しかけずに黙っていれば良いと思いますが、夫は自分が退屈なのか、それができません。
この夫の態度のせいで、私は益々夫の大声が嫌なのかもしれないな、と思います(だから、夫には悪気がないということもよくわかっています)。
大声で人を萎縮させるのは良くない
もちろん、大声で話されると威嚇されているようで、萎縮してしまうなどのことも起こるでしょう。これは見過ごすわけにはいかないと思います。私は昭和39年生まれですが、父は決して声を荒げる人ではありませんでしたし、職場にもほとんどそのような人はいませんでした。
だから、夫が大声を出すのが最初は本当に嫌だったのです。しかし、一般的な大声の理由とは別に、夫独自の大声の理由があるのだということが最近になってわかってきました。絶対に夫は職場でも損をしていると思いますが、それも私にはどうしようもありません。どうせもうすぐ定年です。
しかし、これから耳が悪くなったら、もっと夫は大声になるのでしょうか。それは困ります。娘が独立して部屋が空いたら、個室にして閉じこもりたいなと思っていますが、それも実現しそうにありません。