おせち料理がウケない理由とは

生活

結婚してからずっと自分なりにおせち料理を用意し続けています。その時々でメニューに変化がありました。お煮しめは普段食べている煮物とあまり変わりがないために人気がなくてメニューから脱落したり、買った栗きんとんの評判があまり良くなくて結局手作りするようになったりという変化です。

しかし最近はおせち料理の人気がなくなっているようです。昨日の「マツコの知らない世界」でそんなことを言っていました。そうかも知れないな~、と思わず納得してしまいました。

甘いおせちは飽きやすい?

我が家ではあまり私が品数を作らないせいか、家族にとっておせち料理は貴重な存在になっているようです。でも、知り合いの家では、甘い料理ばかりなのでみんな食べたがらないと言っていました。

確かに作っている私が元日に1度食べると、おせちはもういい、という気分になってしまいます。作りながら味見をするので飽きてしまうのかもしれません。甘くて美味しいというのは、裏を返すとどれを食べても同じ味ということです。飽きるのも無理はありません。他の家でもきっと同じようなことが起こっているのでしょう。

苦労して作っても、すぐに家族に飽きられてしまうなら、もう作らないとなっても不思議ではありません。そしておせち料理に慣れる機会が減って、もっとみんなの心が離れてしまうのではないでしょうか。

慣れることで美味しくなる?

私は子どもの頃はおせち料理の美味しさがわかりませんでしたが、何度も食べているうちに、そんなに悪くないなと思うようになりました。お正月気分を味わえるという点でも、おせち料理には価値があると思います。だからおせちに慣れる機会というのは大切です。

しかし、どんなにおせちが大好物という人でも、三ヶ日の間おせち料理だけでは過ごせないはずです。他のものも用意しなくてはなりません。年末の忙しいときに、お正月の献立を考え、おせちの用意もするのは大変です。もし仕事を持っている人なら、気が重くなるのではないでしょうか。家族が喜んでくれないなら、わざわざおせちを作ったり、注文して調達したりしたくならないでしょう。

慣れる機会がないと好きにならない、好きにならないと評判が良くないため、作ってもつまらない、そして作らなくなると、さらに慣れる機会がなくなるというループにおせち料理は入り込んでしまったようです。

おせちのこれから

そもそもおせち料理には家族が1年無事に過ごせるようにという願いが込められていましたが、お正月くらいを主婦を家事から開放するためという目的もあったそうです。

しかし、今はおせち料理でなくても主婦を家事から開放する方法がいくらでもあります。おせちを作る方が大変になってしまいました。おせち料理はすでに役目を終えているのかもしれません。そのうち、おせちは限られた愛好家の趣味のような存在になるのではないでしょうか。

私は毎年黒豆を煮ますが、お正月以外には食べようと言う気になれません。そのうち作らなくなったりして…

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よろしくお願いします。

コメント

  1. 葉月 より:

    こんにちは。早くも師走ですね。
    私の母は、80歳頃まではお節を手作りしていましたが、さすがに疲れたのか、それからは百貨店のお節を毎年配達して貰っていました。それをちょっと頂いてみたら、美味しいんですよ、京都の料亭のものなので。
    我が家は義母がお節を振る舞うのが好きだったため、毎年お重を持って詰めに行っていました。でもはっきり言って、私の母の方が料理は上手かったと思います(笑)
    娘が成人した頃から、我が家は義母のお節と、私と娘で選んだ百貨店のお節が並ぶことに。今はフレンチやイタリアンのお節もあり、ある年はピザが付いてきました!
    今は毎年、お肉メインのものを頼んでいますが、普段外食もあまりしないので、私の少ない楽しみのひとつです(お支払いは娘がしてくれます)。

    • yumikoneko より:

      こんにちは。いつもありがとうございます。
      豪華なお正月で羨ましいです。
      やはり買うならある程度良いものを買わないと、
      結局どっち付かずの残念なお正月になってしまうんですね。
      我が家ではみなの意見が合わずに、私が作ったおせちを食べています。
      これからに期待したいです。

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