昨日、私としては珍しく外出をしました。近所に住む遠縁の女性(自営業)が休みの日にオフィスを使ってブレスレット作りの講習会を催すので、私を誘ってくれたのです。コロナ禍のため、私が大人数の集まりはちょっと…と断ったことを覚えていてくれて、わざわざ少人数で開催してくれたとのことでした。
そんなに気を使ってくれるのだったらと、私も出かける気になったのですが、これが思わぬ騒動(って言うほどでもないか…)に発展してしまいました。
私の帰りが遅すぎた?
ブレスレット作りは意外に長引き、その後にお茶を飲んでいたらすぐに日が暮れました。私は夕食の支度のことが気になりましたが、時間になったからと言ってすぐに席を立つのもはばかられ、しばらくはおしゃべりを楽しんでいました。
家に帰ったのは5時40分ごろだったでしょうか。家に帰った私を夫は待ち構えており、大声で文句を言い続けました。
家に帰っても誰もいないから、びっくりして次女に理由を聞こうとしたんだ。そしたら、次女もいないからいよいよおかしいと思ったんだ。本当に急病で救急車でも呼んだのかと思ったぞ!
この内容を夫は私に何度も言い続けました。私は事前にちゃんと出かけることを夫に伝えていたため、夫がそれほど怒るとは思っていませんでした。夫にそれを言うと「俺は全然怒っていない。ただびっくりしたんだ。お前だって俺が同じことをしたら、きっともっと怒るぞ」と言い返してきます。
そして夫は更に遅くなるなら、なぜ連絡をしないのかと言ってきました。おしゃべりをしていて遅くなったのですから、連絡などできるはずもありません。それに5時40分が私にはどうしても連絡が必要なほど遅い時刻には思われなかったのです。
自分も同じことをしているのに
夫は腹の虫がおさまらないらしく、仕事から帰宅した長女にも同じ話をしていました。3回くらい繰り返した時点で、長女にこう言われてしまいました。
話の経緯はよく分かったけど、これ以上どうしようって言うの?もう仕方ないことでしょう。声が大きいからうるさいんだけど。
夫はかつて知り合いのお通夜に出席した後、同級生と会って飲みに行ってしまい黙って夕食を食べなかったことがありました。
このとき夫が帰宅したのは午後10時ごろでした。私はせっかく作っている夕食が無駄になるのは困ると言いましたが、ここまで話を蒸し返して夫を非難した記憶はありません。それは長い間生活をともにしていれば、お互い様になることが多々あるだろうと思ったから、あえて非難をしないようにしたのです。
夕食が要らないなら、連絡してよと言う私に、夫はこう言いました。「飲んでいる最中に電話なんかできない」
最後は捨て台詞
夫にはお互い様という気持ちがないのか、それとも自分がしたことは問題ないけれど、私がするのは気に入らないのかと考えていると気持ちが本当に滅入ってきました。最後夫は捨て台詞とも思えるようなことを言って寝室に言ってしまいました。
俺がこんなに心配して気遣っているのを、そんな言い方で拒絶するならもういいよ。誰にも気遣ってもらえなくなったら人間お終いなんだからな。
いくら心配から出た言葉でもこれでは聞く気になれません。心配はときに人を怒りに向かわせることは私にも理解できます。しかし、心配は自分で勝手にしていることです。頼まれてしているわけではありません。自分の勝手な心の動き(夫のは暴走に近いと思う)を私のせいにされても、私にはどうしてあげることもできません。
だから、私はあらかじめ出かけることを夫に伝え、心配をかけないようにしていたのですが、帰宅時間が遅すぎては台無しだそうです。私はそんなに非常識だったのでしょうか。
私は次女のことを『このまま引きこもりだったらどうしよう、私たちが死んだ後は次女はどうなるんだろう』などと心配していますが、次女にはそれは「パパとママの問題でしょ。私の問題とパパとママの問題を一緒にしないで」と言われます。何だか次女の気持ちが少しわかったような気がしました。
いまだに昨日の滅入った気持ちを引きずっていて、新しい朝が来たというのに、ちょっと暗い気持ちでいる私です。ちなみに部屋にいなかった次女はトイレに入っていたそうです。いくら引きこもっていてもトイレくらい入りますよ、そりゃあね。