電力が逼迫しているそうです。この猛暑でエアコンを使えと言ったり、節電しろと言ったりで、テレビを見ていると、どっち?と言いたくなります。そんなとき、タイムリーなブログ記事を読みました。
1回挫折しているけど
テレビを消すだけでエアコンを我慢するよりもずっと効率よく節電ができるというのは、確かに私も東日本大震災のときに聞いたことがありました。我が家でもトライしたのですが、そのときは結構すぐに挫折してしまいました。
計画停電も思いの外回数が少なく、それほど逼迫していないのかも…という思いが私にあったのかもしれません。それに当時、夫がかなりテレビに執着していて、見たい番組もないのに、とりあえずテレビをつけてしまう毎日だったのも影響していたと思います。
しかし、今回は夫が率先してテレビをつけていません。今までは朝5時に起床するとすぐにテレビをつけていました。テレビは時計代わりだったと思います(このコーナーが始まったら、そろそろ家を出るというふうにです)。実際には、テレビをつけなくても夫が時間がわからず遅刻をすることもないし、別に不都合はありませんでした。
すると私があえてテレビをつけることもなくなりました。朝だけでもテレビをつけないと、我が家の場合は1日3時間ほど視聴時間が少なくなります。これが1カ月積み重なるとどうなるのか、今から楽しみです。
テレビを消すと夫の文句が減った!
テレビをつけないと良いことは節電できる、静かな環境になる、などの他にもう1つあります。それは夫が文句を言わないことです。今まで夫はテレビに執着している割に、気に入った番組がありませんでした。夫はすべての番組に文句を言って時間つぶしをしていたのです。
お笑い芸人が出ると「つまらないくせに出しゃばりやがって」、コロナのニュースが流れると「テレビのやつらはマスクしなくていいのかよ」、「アメリカを儲けさせるためにワクチンを打てと言っているんだ」などと言っていました。
そして、大半の番組で「こんなのつまんない、つまんない、つまんない」と喚いてチャンネルを変えますが、変えた先でも同じことを言っていました(あえて文字にすると、何かバカ夫婦って感じで恥ずかしいですね)。これを一通り聞くのはとても大変で、私はしょっちゅう「そんなにつまらないなら、テレビを消しなよ」と提言していたのです。
夫はテレビをつけていても、スマホをいじっていたり新聞を読んでいたりで、別にテレビに集中しているわけではありません。それなのに消すのを嫌がるため、私も困っていました。それなら、私が好きな番組を見ても良いかというと、そうでもありませんでした。「お前の見る番組なんかつまんない」というわけです。
それがテレビを消すことで解消しました。夫もテレビがついていないのに、テレビ番組に文句は言えません。新聞にもニュースで報道されるのと同じ内容の記事が書いてありますが、夫は新聞には文句を言わないのです。
これからは始めるんじゃなくて、止めるのが良いかも
節電のためにテレビを消すことで、好きな番組を見られず、それなのに夫の文句も聞かなくてはならない状況が激減しました。これは、なかなか快適です。私自身、家事の傍らテレビをつけたいと思わないではありません。しかし、この快適な状態を何とか長続きさせたいと、テレビをつけないことに協力している次第です。
何か新しいことを始めるにはそれなりの準備が必要で、場合によっては出費もしなくてはなりません。しかし、何かをちょっと止めてみるなら準備も不要なことが多いし、出費もしなくて済むでしょう。無理だと思えば、止めるのを止めれば良いのです。
今回のテレビを消して節電もそうですが、アラカンの私がこれから取り組むのは、新しいことを始めるのではなくて、今まで習慣のようにしていた何かを止めることなのかもしれないな~、と思っています。