昨年の9月に夫の叔母、11月に叔父が亡くなりました。
今回は初彼岸です。夫と2人で叔父と叔母にお線香を上げに行ってきました。久しぶりの叔父と叔母の住んでいた家は、徐々に片付けが進んでいるらしく、何だかガランとした空間になっていました。
従兄弟は大変そうだったが
お線香を上げに行きたいと連絡していたため、叔父と叔母の息子(夫の従兄弟)夫婦が待っていてくれました。昨年は叔父と叔母が亡くなっただけでなく、従兄弟の妻のお母さんが亡くなった大変な年でした。
従兄弟の妻はお母さんの闘病に付き添った日々を送るうちに、ストレスが溜まったのでしょう。叔母が亡くなる1ヶ月前にパニック障害を発症。入院をしていましたが、叔母が亡くなったことで急遽退院。その後すぐに叔父が亡くなったため、今まで気の休まるときがなかったのではないでしょうか。
そして夫の従兄弟は現在脱毛症の治療中です。両親が相次いで亡くなるだけでも、相当なストレスだったと思いますが、その上妻の心配も重なってしまい、髪の毛が抜けるという症状となって表れました。
私はいわゆる円形脱毛症だと思っていたのですが、従兄弟によるともっと広範囲に抜けたそうです。夫婦ともに満身創痍といった感じだな~、と思いました。
苦労の量はみんな一緒?
よく夫は「親が無責任に早死したから、俺は本当に苦労した!」と言っていましたが、従兄弟夫婦を見ていると、親がいつ亡くなってもやはり子どもは大変なのだと思います。
叔父と叔母の家は昔ながらの農家を営んでおり、敷地内には叔父と叔母が住んでいた母屋、納屋、蔵、従兄弟夫婦が現在も住んでいる家が建っています。納屋の中には農機具もありますが、明らかにゴミもたくさんありました。
例えば叔母がよく胡麻などを入れるのに使っていたたくさんの一升瓶や段ボール箱など。あれらを自分で分別してゴミに出すだけでも大変な作業だと思います。叔父と叔母はとても良い人たちでしたが、それでも自分の息子たちにはかなり迷惑をかけることになるのだと思うと、何だか複雑な心境になりました。
まあ、苦労の量は誰でも同じ、みんな平等なのかもしれませんね。
しかし、油断は禁物
ただ、同じ苦労でも若いときには乗り越えられて、中高年になるとそれで潰れてしまうこともあるかもしれません。従兄弟の妻は精神に不調が出ましたが、従兄弟は精神ではなく身体に不調が出ました。
あまりにも抱えるものが大きいと、そうやってどこかに不調を表して気をつけるようにと言ってくれているような気もします。これから親を見送る人もいるでしょうが、誰もが通る道だからと油断はしない方がいいでしょう。
私はとりあえず身の回りはよく片付けておくことにします。自分の身の回りなんて片付けてもたかが知れているのかもしれませんが、それでもやらないよりやった方がいい!叔父と叔母の家を訪問して、そう強く感じたのです。