年末年始にはいつもよりも料理をする機会が多く、エプロンもさすがにくたびれた気がしたので、洗濯をしました。私が毎日のように使っているのは、もう30年近く前に実家の母が「ゆみこねこも、エプロンくらいしなさいよ」と言って、わざわざデパートで買ってきてくれたものです。
ずっとエプロンを使う習慣がなくてしまい込んでいたのですが、母が亡くなった後にどうせ捨てるにしても1回位は使ってからにしようと考えました。
今ではエプロンをしない日はない
実際に使ってみると、マイナス面よりはプラス面の方が多く(服が汚れないとか、裾などが引っかかる心配がないとか)、遅まきながらエプロン着用を習慣にすることにしました。
一度習慣になってみると、もうエプロンを嫌がっていたころのことを思い出すこともありません。新品同様でしまい込まれていたエプロンも、今ではだいぶくたびれてきました。
そして昨日、ひょんなことから自分の書いた記事を読んで、こんなにエプロンをするのを嫌がってたのだと久しぶりに思い出したのでした。
エプロンから変化を実感
よくもっと大きな話で、何事も変わらないことはないと言います。どんなに良いことも悪いことも、決して同じ状態ではいられないので、良いときも調子にのってはいけないし、悪いときも自棄になってはいけないと言う意味でしょう。
私は自分の弟が50歳を過ぎてから結婚しました。そのときに強くこのことを実感したのですが、自分のことでは実感する機会がありませんでした。弟を見ていると、人生は良くも悪くも変化をするのだろうと思いましたが、あくまでも他人事だったと思います。
しかし、自分もこうして変化をしていることがわかりました。今ではエプロンをせずに台所仕事をするのは、何か忘れ物をしたようで落ち着きません。2020年の私とはまるで別人のようです。
変化というには、とても小さなことなので少々情けないですが、変化は変化です。小さな変化が積み重なれば、いつか大きな変化にならないとは限りません。
エプロンについてわかってきたことも…
ずっとエプロンを使っていると、エプロンについてもいろいろと気がつくようになりました。エプロンの紐が首から下げるタイプだと肩が凝るとか、紐が細いと着けるときによれたりして着けにくいとか、自分なりにわかることがあるのです。
現在使っているエプロンもそろそろ寿命が近づいているのかもしれません。今度は母任せではなく、自分で自分が使いやすいエプロンを選んでみたいと思います。