夫の生命保険。20代のころからずっと同じ保険に加入していました。
36年間掛け続けた保険だったが…
現在の保険は、60歳という年齢の割りに安い値段で充実した保障になっています。
夫はずっと同じ保険に加入しているため、割戻金が多くありました。それを支払いに当てているため、掛け金は1万3千円という破格の値段になっています。本来、同じ保障の保険は2万円以上の掛け金が必要なのだそうです。
夫が現在加入している生命保険は、死亡補償金だけでなく入院給付金も手厚いのですが、61歳からは掛け金が値上がりします。もう割戻金はないため、本来の値段での値上がりです。掛け金は1万円以上増え、2万円以上になるのです。
今度は終身保険を勧められた
今まで10年おきに掛け金が急上昇しないように、補償内容を見直してきました(大体は死亡保障金を削ってきました)が、ここら辺でもう見直しをしなくても良いように、終身保険(掛け金がずっと変わらない)に切り替えたらどうかと保険会社の担当者から提案されたのです。
担当者によると死亡保障を最低限にして、やっと掛け金を2万円以下にできます。それでも現在よりも安くはできないし、また10年経つと掛け金が大きく上昇します。
それなら1歳でも若いうちに、終身保険に契約をした方が良いのではないか、と言われました(終身保険も年齢が上がるごとに掛け金が高くなるから)。
提案を受け入れたが
私たちの年齢になると、もう死亡補償金はあまり重要ではないそうです。確かに我が家でも子どもは成人済み、家も持ち家です。夫が先に亡くなる場合、生活の不安はありますが、死亡補償金のために高い掛け金を払うのも現在の生活を圧迫するでしょう。
それで提案を受け入れたのですが、終身保険に2つ入ったんですよ。1つはどんな病気で入院しても1回10万円支払われるという内容です。もう1つががん保険で、がんと診断されたら、掛け金が無料になるというものです。
これで備えは万全、と言いたいところですが、2つはいったら掛け金が1万5千円くらいになるのです。そう、現在よりも2千円ほど値上がりというわけです。
もう、今のままの金額で掛けられる保険はない、それはわかっていますが、何だか納得できません。かと言って、夫ががんにならない保障はないし…
現に私の父も母も、がん保険に加入した後でがんが発覚。「保険に入っていて良かったね~」と言い合った記憶があります。やはりがん保険は必要でしょうか?う~ん、これで保険のことをもう考えなくて良いから、良しとするべきでしょうか?