ここ数日の暑さは常軌を逸しています。今朝起きたのは5時ちょっと過ぎでしたが、もう窓を開けても冷気は入ってきませんでした。
こう暑いと、普段の掃除洗濯をするだけでも、大汗をかくし、疲労度が一段と高くなるような気がします。毎日少しでも運動不足を解消したいと思っていましたが、今はそんなことは考えられません。
今私は体力をいかに温存するか、しか考えていないような気がします。
散歩をすると一石二鳥なのはわかっていたが
運動不足の解消にこだわっていたのには、昨年デキサ法で骨密度を計測したことが関係しています。
昨年骨密度を測りに行った医院では、こんなことを言われました。
1日に10分でも15分でも良いから散歩をすると良いですよ。骨密度が1%でも上がるといいですね。
どうやら日光に当たることで、体内にビタミンDが増加、カルシウムの定着を良くするため、散歩を勧められたようです(もちろん歩くことで骨に負荷がかかり、骨密度を上昇させるのに役立ちます)。
そしてこれはつい最近知ったのですが、体内でビタミンDを作るときに原料となるのはコレステロールになる前の物質です。
日光に当たってビタミンDがたくさん生成されれば、コレステロールの原料が減り、結果としてコレステロール値が下がるのではないでしょうか。
日光を避けてきたツケが今…
私は40代後半から徐々にコレステロール値が上がっていきました。閉経が近づくとコレステロール値が上がる女性は大勢いますが、私の場合は橋本病も関係していたようです。とにかく閉経後は飛び抜けてコレステロール値が上昇したのです。
2年前から橋本病、コレステロール値、骨粗しょう症の3つの病気の治療が同時に始まりました。当初、医師は橋本病の治療でコレステロール値も下がるかもしれない、と言っていました。下がったらコレステロール値の薬はやめましょう、とも。
しかし、実際は橋本病だけでなく、コレステロール値の薬まで飲んで、やっと数値が正常範囲になります。1種類でも薬が減れば、ずいぶんと気がラクになるし、飲む手間も省けます。医療費だって節約できます。
ぜひ、散歩をしてビタミンDをどんどん生成したいのですが、何だか気がつくとこんなに暑くなっていて散歩どころではなくなってしまいました。
一時期、日光は老化を促進する害のあるものと受け取られていたようです。私もこれ以上シミやシワを増やしたくないと、日光を避ける手間を惜しみませんでした。それが今の私の健康に影響を与えているのかもしれません。
そう言えば、私が小学生だった頃、母は私を日光に当てようと躍起になっていました。母は何かというと「日光浴をすればカゼを引かない、健康になる」と言っていました。今になると母の言うこともあながち間違いではなかった…と思うのです。