夫は食事のときに私の出した料理にいろいろと香辛料をかけて食べます。それが毎日のことですが、私は基本それほど香辛料に思い入れがないため、夫がどの料理に何をかけて食べているのかあまり覚えていないです。
名詞だけを言われてもね…
まあ、世の中には有無を言わさず、どんな料理にも醤油をかけて食べる人もいるそうなので、胡椒だの七味だのをかけるのは当然かもしれません。しかし、夫は香辛料が欲しい時、必ず私に「これは辛子だな」とか「胡椒」などと言います。
ほとんど香辛料の名前を言っているだけ。それで取ってやる私も私ですが、いつも良い気分ではありませんでした。夫は娘たちにも同じ物言いをするのでしょうか。多分しません。私だから偉そうに「胡椒」などと言うのです。
なぜ「ちょっと胡椒を取ってくれない?」だの「胡椒ちょうだい」くらいのことが言えないのかと普段から思っていました。
そして昨日、爆発しました。「取ってほしいなら取ってって言いな!私はお手伝いさんと違うよ!」と言いながら夫のことをどつきました。
言うことを聞かない私が悪いそうです
それでも夫は私が悪いと言います(夫をどついたことは悪いです)。常に調味料をダイニングテーブルに出しておいてと言っているのに、それをしない私が悪いそうです。
しかし、常にテーブルに出しっぱなしというのも目障りだし、常温に出しておくと鮮度が心配なものもあります(酢とかチューブ入りの辛子とか)。だから、私は夫の要求を受け入れませんでした。
ただ、これからもこんな諍いが起きると良くないので、私も少し歩み寄ろうと思います。小さなケースなどに調味料を入れて食事のときに出すようにするなど(終わったらすぐにしまうようにする)、何か方法を探します。
しかし、夫にも言い方を改めて欲しいという気持ちは変わりません。それとも世の中の妻はみんな夫がどんな言い方をしても黙って従うものなのでしょうか。もしくは私が専業主婦だから、どんな言い方をされても夫に従うべきなのでしょうか。
結婚して33年も経つのに…
些細なことかもしれませんが、どついたことも手伝って昨日からかなり嫌な気持ちです。そう言えばまだ母が生きていたころ、実家に家族で帰ったとき、夫が「暇だから足をもんで」と言ったことがありました(屋外で労働するせいか、夫は足が疲れやすい)。
拒否するとうるさいので黙ってもんでいたところ、それを見た母が私と夫に対してこんなことを言いました。
足なんかもまされて、まるで奴隷みたい。なんでわざわざ実家でこんなことをするの!この子(私のこと)の親としては本当に嫌な気持ちになるわ。
そうして後から私だけに「やっぱり働いてないと、なめられるんだね。お前も働いた方がいいような気がする」と言ったのです。そのときは『大げさだな』と思いましたが、母が感じたことは正しかったのか…
結婚して33年も経つのに、一体私は何をしてきたのかと考えると途方に暮れてしまいます。まあ、夫も同じ気持ちなのかもしれませんね。