自分が死んだ後、家はどうなるか?大概ムダになるし、子孫に迷惑をかけるから、対策したいけど…

家を建てる 生活

今朝、偶然見つけて読んだ記事。とても共感しました。

この記事を書いたのは、夫の両親と二世帯住宅で同居をしていたカモミールさんです。カモミールさんは同居を始める頃から、いつかは一世帯分のスペースがムダになってしまうと、危惧していたそうです。

我が家の場合は敷地内同居だったが…

私の場合、夫の祖母と敷地内同居を始めたのが1994年でカモミールさんとほぼ同じ時期です。夫の実家の敷地内に戸建住宅を建てて、生活することになったのです。夫の両親は早くに亡くなっていたため、祖母と夫の弟が同じ敷地内に住むことになりました。

祖母と弟は、祖母が生まれた家で暮らしており(祖母が当時80歳くらいだったため、築100年近かったと思う)、親族からは「この古い家を壊して、二世帯住宅を建てれば良いのに」という意見もありました。それを当時まだ元気だった夫の祖母は、こう言ってはねのけたのです。

この家は今では建てられない貴重な家だよ。100年だって保つ家なんだから、この家を壊すなんて考えられない!

夫の祖母はなかなかにクセの強い人物で、まだ30歳になるかならないかの私にはとても手強い相手でした。私は同じ屋根の下に住むより、同じ敷地内でも別棟に住む方が、いくらかは気持ちがラクになると思ったのです。

生活を始めて5年で祖母は亡くなりました。そのすぐ後に弟も出ていき、後には住む人のない古い日本家屋が残されたのです。見る見るうちに家は廃墟のようになり、近所の人からは防犯上よろしくないと意見をされる始末です。

仕方なく解体をしましたが、体力的にも金額的にもとても大変でした。しかも、家を壊してから10数年後には夫の弟がうつ病、糖尿病、脳梗塞を発症。

職場の借り上げ住宅に住んでいた弟は行き場を失ってしまいます。そんなときに夫と私は何度も最初から二世帯住宅を建てていれば、弟が住む場所も確保できたのに…と考えずにはいられませんでした。古い家の解体費用だって、我が家だけが負担しなくても済んだのではないか、とも思ったのです。

どのみち困ったことは起こる

結局、二世帯住宅を建てても建てなくても、家に関しては困ったことが起こってしまうということでしょうか。我が家の場合、解体などの費用が発生したことの他にも困ったことがあります。

それは夫の祖母の家が敷地内の一番良い場所にあったため、我が家は少々よろしくない場所に建っていることです。今、我が家は広い敷地の隅っこにポツンと建っています。何もない空間が広がっているのに、我が家が建っているのは道路沿いです。

たかが場所と思われるかもしれませんが、我が家は西日が異常に強く、最近の猛暑も相まって冷房がなかなか効きません。祖母の家との場所の兼ね合いだけを考えた結果、日当たりだけでなく勝手口の位置なども、おかしなことになっていますが、もう今更家を動かすこともできません。

厳密には移築すれば良いのでしょうが、この家を費用をかけて動かすことなど考えられないです。祖母が亡くなることは、最初からわかっていたことでした。それなのに、私も夫もそのことから目をそらして、面倒なことは考えないようにしてしまったのです。

ムダのないように家を建てたいが…

まあ、私としては祖母が死んだ後のことを言うのは、申し訳ないような気もしました。ですから、本人が自分が死んだ後のことを考えて、一番良い方法を取るべきだったと思います。カモミールさんも私も、夫の家族に振り回されてしまいました。

自分は同じことをしないように、強い意志を持って生きていかなくてはいけませんね。そう言えば、我が家の近所でも、二世帯住宅のスペースがムダになっている家が結構あります。ムダのないように考えるのも、難しいようです。

でも、二世帯住宅や敷地内同居の方が完全な同居よりは良いって、どうしても思ってしまいますよね。

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