兵庫県知事選挙が終わり、結局は失職した斎藤前知事が再当選を果たしました。選挙戦の様子が報道されていましたが、まるで祭りのような人ごみでしたね。
私は兵庫県には、縁もゆかりもありません。別に誰が知事になっても良さそうなものですが、今回は納得できない思いが残りました。
亡くなった部下のことは忘れちゃったの?
斎藤前知事がなぜ失職をしたかと言えば、パワハラが問題になったからでした。それが原因で亡くなった部下もいます。人が一人亡くなっているのに、県政を止めてはいけないから知事を続投すると斎藤さんは言っていたのです。
確かに政務に関しては斎藤さんは長けていたのかもしれません。彼が失職したときに、兵庫県は彼のお陰で財政が上向いたと評価する人もいたようです。部下が亡くなったのも、別に斎藤さんが直接手を下したわけではないでしょう。
ただ、部下が亡くなったことをまるで素通りするかのように、早く県政を…というのは人としてどうなのだろう、と思いますし、同じように感じた方も多かったのではないでしょうか。だから、斎藤さんは県議会議員全員から不信任決議案を突きつけられてしまったのだと思います。
県政をスムーズに進めるために、誰かが亡くなっても良いということは絶対にないはずです。そういうことが不幸にして起こったら、徹底的に原因を究明するのが、本当に優れた政治家ではないでしょうか。
自分のしたことが人の命を奪ったかもしれないと思ったら、少しは反省の色が見えても良いと思うのですが…(まあ、斎藤さんは表情が出にくいタイプの顔をしていると思います)。
兵庫県民のことがわからない…
斎藤さんに投票した方は、そこのところをどう考えているのか疑問です。私なら斎藤さんがどんなに能力のある方でも、少し期間を開けてから活躍してもらおう、今は別の方に県政を託そうと思います。
もし、自分の上司が斎藤さんと同じようにパワハラをして、同僚が亡くなったとしたらどうでしょうか。そのとき、自分にはパワハラがあったのか、なかったのかはっきりとはわからなかったら…。
疑わしきは罰せずの精神で、有能な上司と変わらずに働けるのでしょうか。私なら、とてもできないです。しかし、今の状態(まるでヒーローです)では斎藤さんが反省することはもう、ないのではないでしょうか。
もう、兵庫の皆さんのことがわからないだけでなく、怖いと感じるようになりました。それと選挙にかかった費用はもったいなかったですね。結局同じ人が同じポストにつくだけですもんね。
今回の選挙はSNSの影響が大きかったそうですが、SNSってそんなに信頼できるものでしょうか(メディアの報道は偏っているのだそうです)。ディアは自分では演出できないですが、SNSではそれができるって違いがあるように私は思います。う~ん、結局民衆は踊らされているのか?
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