中居正広さん問題のために、フジテレビからスポンサーが次々と撤退、CMが公益社団法人ACジャパンによるものだらけになりました。
東日本大震災のときは、すべての局でCMがACジャパンになった記憶があります。あのときは他に選択肢はなく、災害報道化ACジャパンのCMを見るしかありませんでした。もう、見たくない…と思った人もいたのではないでしょうか。
私もちょっと食傷気味ではありました。あのとき私は、とにかくいつものテレビ番組といつものCMを見て、東日本大震災という重い現実から逃げたかったのかもしれません。
ACジャパンのCMは有益で楽しい
現在はACジャパンのCMを見てもまったく嫌ではないどころか、ずいぶん手間と時間をかけた(多分お金もかかっている)CMがたくさん作られているな~、と感心しています。
ACジャパンのCMを見るだけで、世界でたくさんの人たちが今現在困っていることがわかります。そしてそれを助けるために、たくさんの人たちが力を貸していることも。
また、健康についての注意喚起もしてくれています。聴力や視力の衰えを家族に指摘されれば、頑なになる人でも、CMで注意喚起をしていれば自分で『ちょっと調べてみようか』と思うかもしれません。
CMとしてとても凝った作りになっているものもあり、単純に短い作品を楽しめると思います。記憶に新しいのは「多様性を認めあって生きよう」と言うのがテーマ(だと思う)のCM。
コンビニのレジでラップバトルが行われているのが、印象的でした(このCMはフジテレビでは見たことないですが)。ラップバトルをするのがラッパーと老婦人というのが、とても意外性があって楽しかったです。
ACジャパンのCMは今世界で何が起こっているのか、生きていく上で何に注意すればよいのかがわかる有益性だけでなく、CMを短い作品として楽しめる娯楽性を兼ね備えていると言えます。
そもそもACジャパンって何?
ここでACジャパンって何?と思ったので、公式サイトを見てみました。
ACジャパンは広告を通して啓発活動を行い、住みよい市民社会を目指す団体だそうです。なんかちょっと胡散臭い感じもしますが、確かにACジャパンのCMを見ると気づきがあることが多いです。これってまさしく私が啓発されているってことですよね?
私がACジャパンのCMを見直したのも、フジテレビの不祥事のおかげです。それにしても、ACジャパンのCMは進化しています。ぜひ、その気になって見てみてください。
ACジャパンのCMを見るようになってから、CM時間の長さも気になるようになりました。スポンサーがフジテレビに戻ってきたところで、違う種類のCMを見せられるだけです。しかもすべて何かを売るためのCMです。そこに気づきはあるのか…
どうせ見るなら啓発してくれるCMの方がいいかもしれない、などと考えている私です。
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