昨年末から歯科医院での治療を始めた引きこもりの次女。今まで何度も治療に挫折していました。
削ったまま放置していた歯もあるため(削っただけで放置した歯は、悪化することが多いようです)、一体どうなっているのか心配でした。
口のことで悩む母を見ていたから
私の母は40代になる前に歯周病のために歯がぐらつき、上の歯をすべて抜いてしまったため、長い間入れ歯を使うしかありませんでした。
入れ歯は長い期間使っていると歯茎が痩せて合わなくなります。何度も作り替えをしなくてはならず、その度に出費がかさんでいきました。
母は60代になった頃、何度も作り替えをするのに疲れて「保険診療の範囲で作れる入れ歯なんて、あまり良くないのかもしれない。自費で作ったらどうだろう?」などと言い出すようになっていました。
車を1台買ったと思えば、出せないことはない金額だとも言っていましたが、あれほど老後の資金に不安を漏らしていた母が、入れ歯のことになると冷静な判断ができなくなっていたのは、よほど入れ歯が合わなくて不愉快な思いをしたのでしょうか。
母から学んだことは、口の中のことは決して自然治癒力で治ったりははしない、ということです。それどころか、加齢によって悪化することがあります。私は次女が何歳になるまで生きているかわかりませんが、私が生きている間に1度は次女の口の中をリセットしたいと思っていました。
無事に治療が終了
今回、新しくできた歯科医院に通うことにした次女でしたが、昨日で無事に治療が終わりました。通院したのは全部で5回(多分…)。複数の虫歯がありましたが、どれも大したことはなかったようで、思ったよりも早く治療が終了しました。
歯科医師は「また、3ヶ月後にいらっしゃい」と言い、その場で予約をさせたそうです。それなら安心です。次女はいろいろと気にするタイプでしょっちゅう身体の不調を訴えています。
口の中のことについても同様ですが、気になっても3ヶ月後には相談できるわけですから、これほど心強いことはないでしょう。
そして、次女が何かを無事にやり遂げたのは本当に久しぶりです。歯の治療が終わったこととともに、これも良かったな~、と思うのです。私はてっきりまた、挫折するものと思っていましたから。
ゆみこねこがあんまり気にしているようだったから。なんとか頑張ったよ。口の中のことについては、ウチはずいぶんと基準が厳しいよね。
歯のことは取り返しがつかない、母のように苦しんで欲しくないと思う私の気持ちはただの取り越し苦労ということでしょうか。私の親心は伝わらなかったようです。それにしても、今まではダメで今回は治療が終了できた理由は何でしょうか?
次女は「さあ、今回はそういう流れができたからじゃないかな」と言っていました。


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