私はどんなことでもネガティブに捉える傾向があります。昔からそうだったようで、夫からもよく「どうしてお前はそうなっちゃうんだよ…」と呆れられていました。
自分では決してネガティブとは思っておらず、それを打ち消す人(例えば夫)の方が考え方が甘いとか、おかしいと思っていたのです。自分こそが物事を中立的な視点から見ることができている、ニュートラルだと思っていました。
しかし、今回少しだけ私の物事の捉え方は偏っているのではないか…と思う出来事がありました。
好きなことをしているのに、疑心暗鬼に
実は私、あるサイトでライターをしています。ライターと言っても、堅苦しい仕事ではなく、自分が一人の時間にやっている好きなことを掘り下げて書いて良い、というサイトです。ライターは皆それぞれ、自分が熱中していることを好きなように書いています。
すでにいくつかの記事を掲載してもらっているのですが、昨年末に提出した記事に対して何の反応もないのが気がかりになっていました。
もともと反応(つまりここを修正したらいいよ、とかこのまま掲載しますとか)は遅かったので、最初のうちは何も考えていませんでしたが、私より後に提出された記事に反応があるのを見ていると、なぜ私の記事だけが放置されているのだろう、と気になってきたのです。
そのうち、私の中にはある考えが浮かぶように。
どこをどう直していいかわからないくらいの記事だから、反応のしようがないのではないか?
私が選んだテーマがつまらなすぎて、もう辞めて欲しいと思っているのではないか?
もう辞めてとは言えないから、放置しておいて、私の方から辞めるように仕向けているのではないか?
そう考えると、もう自分から辞めた方が良いような気になってきます。連絡はラインのチャットルームを使っているので、黙って退会すればよい話です。あれこれ考えるよりも、辞めてしまえば自分もラクになる…と思いました。
辞める前に問い合わせをしてみたら
ただ、せっかく仲間に入れてもらったサイトです。仲間に入れてもうら前には、自分の書いた文章を読んでもらっています(仕事のときのようにトライアルがあったわけです)。同じ辞めるとしても、1回は記事が放置されていることについて、問い合わせた方が良いと思いました。
で、問い合わせをしたところ、単なる確認不足と言われ、丁寧な謝罪を受けました。サイトの主催者の体調が優れず、記事のチェックもなかなか進まない状況だったとか。
決して他意はないので、これに懲りずにたくさん記事を提出してください、とも言っていただきました。とりあえずホッとしました。
まあ、『こう言っているけど、本当は私の考えの通り、辞めて欲しかったのかも…』という考えが完全に消えることはありません。ありませんが、せっかく相手が話を収めようとしているのだから、私もそれを信じることにします。
ネガティブなりに成長している?
どのみち、相手の頭の中までは覗けません。最終的には、誰かの思惑よりも自分の気持を大切にするしかないのです。う~ん、やはり私は、物事を悪い方へ悪い方へと受け取ろうとしているのでしょうか。
しかし、以前の私なら何も言わずにサイトを辞めてしまったと思います。実際にサイトリニューアルするので、しばらくお仕事がありません、と言われ、1ヶ月待ったことがありますが、何の連絡もなくサイトがリニューアルされているのを発見。
体よく仕事を打ち切られたんだ!と思った私はあまり先方と話をせずに、ほぼ黙ってそのサイトを退会してしまったのです。
今思うとネガティブな上に短気でした。今回のことがなかったら、私は自分の感性が正しいと思い込んだままだったでしょう。自分の癖というか、傾向を知っておくって生きていく上で大切ですね。
単に歳を取って、ネガティブでいることに疲れただけかもしれませんが…


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