帰省は大変!

生活

私が子どもの頃、今から40年以上前のことですが、夏休みは父か母の実家に帰省するものでした。父は広島出身、母は新潟出身だったので、1度に帰省することはできず、今年はどちらに行くかで両親はよく揉めていました。

帰省には費用がかかる

特に父の実家に帰るときは新幹線を使わざるを得ず、どうしても費用がかさんでしまいました(それも両親が揉める原因でした)。私は大人になってから家族旅行で新幹線を使い、あまりに高額なので驚きました。

もちろん、快適性と時短を考えたとき、新幹線のチケットの値段は妥当だと思います。でも、毎年4人分のチケット代を払うとなると、家計を圧迫することは事実です。

特に母は自分はあまり気乗りしなかったであろう、父の実家への帰省に高いお金を払うのは、残念というか惜しかっただろうなと思いました。

でも、ここでは父と母の苦労は置いておきます。私の帰省への思いを書きたいと思います。私は正直に言うと、父の実家へは行きたくありませんでした。

海が嬉しいのは最初のうちだけだった

父の実家は宮大工だった祖父が自分で建てたものでした。小さな家で風呂も無ければ、家の中にトイレもありませんでした。もちろん銭湯などは近くにないので、お風呂は近所の家に借りにいきました。当時広島の小さな街ではテレビのチャンネルも3つしか映らず、私はすぐに自分の家が恋しくなりました。

普段は狭くてうるさくて嫌だと思っていた家でしたが、お風呂もトイレもちゃんと家の中にあります。祖父の家に比べればずいぶんマシに感じられたのです。しかし旅費が高かったせいでしょう、1度行くと2週間は帰れなかったことも、私にはずいぶん負担になりました。

今考えると、良いこともたくさんありました。海までは近く、毎日のように泳ぎに行けました。それも関東地方にありがちな人で一杯の海水浴場ではなく、まるでプライベートビーチのように、広々として美しい砂浜が広がっていました。その時の記憶は強く私の中に残り、大人になってからも、近場の海水浴場には行けなくなってしまいました。

それでも友だちもいない、テレビもトイレもお風呂も自由にならない2週間はとても長く、成長するにしたがって夏休みに入る前から私は帰省のことを考えて憂うつになっていたほどでした。海が嬉しいのは最初の2~3日の間だけでした。

帰省の終わり

母の実家には年の近い従兄弟もいたし、父の実家に比べるとずいぶんと家から近かったので、2週間もいなくて済みました。だからそれほど嫌ではありませんでしたが、昔の夫婦だったせいか、回数としては父の実家に行く方がずっと多かったのです。

私は小学6年生になったときに、ついに意を決して両親にこう言いました。

おじいちゃんのところへはもう行きたくない!みんなが行くなら私は留守番している。もう6年生だから1人で大丈夫。

私は母に叱られ、父からは一緒に行こうと懇願されました。そして結局私はその夏、また父の実家に行きました。祖父が亡くなり、葬儀のために行かなくてはならなかったのです。父の実家に行ったのはその年が最後になりました。

その後私は中学に入学したこともあり、母の実家にも行かなくなりました。延々と続くかと思った帰省は終わりました。

今年の夏は考えるチャンス

今年の夏、コロナ禍のために帰省を諦めた人もいれば、万全の注意を払って帰省をする人もいることでしょう。

どちらを選んでもこれで良かったのかな、と自信が持てない人もいるかもしれませんね。でも、帰省は大変なことです。誰かに負担がかかっているかもしれません。今回は、それを見直すチャンスをもらったと考えられないでしょうか。

すごろくにも1回休みというコマがあります。1回休むことで、次の帰省がもっとありがたい、素敵なものになるかもしれません。

帰省を選んだ人には、選ぶだけの理由があったのだと思います。自分にとって本当に大切なのは何かを、コロナ禍が教えてくれたのでしょう。どちらを選んでも、自分を責めないように、楽しく過ごすことが今一番大切なことではないでしょうか。ストレスがかかると免疫力も落ちてしまうと言いますから。

そして帰省が嫌だ、負担だと考えている人にもこう伝えたいです。

ゆみこねこ
ゆみこねこ

帰省は一生できるものではありません。いつかは終わりますよ。どんなに嫌な帰省であっても、終わったときに残るのは良い思い出だけですよ。

私は帰省がない生活を選んだ

私は幼いころの思い出があったために、結婚する人は近所の人と決めていました。そうすれば帰省をしなくても済みます。夫の実家(現在私たちが住んでいます)と私の実家は同じ市内で車で30分ほどの距離でした。何かあってもすぐに帰れるし、これだけは本当にありがたかったです。

こうして書いていると、帰省は私にかなりの影響を与えていたことがわかって、自分でもびっくりします。現在、帰省のことを考えて悩んでいる方々は本当にお疲れ様です。

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