古いタオルにこだわっていた夫。ケチ臭いと思っていましたが、実は意外な理由がありました。
屋外で仕事をしている夫にとって、首に巻くためのタオルは必需品です。古くてゴワゴワになったタオルを首に巻くのが、夫は好きなのだそうです。だから「勝手に捨てないで、そのままにしておいて」と何度も言っていたのです。
夫のタオルと私のタオルは別のものだった
しかし、私にとってタオルとは、洗面所で顔や手を洗った後に使うものでした。古くてゴワゴワになったタオルで拭くのは、心地悪いし嫌だったので、何度も「もう、捨てたい」と夫に言って険悪な雰囲気になっていました。
タオルのことで言い争いをするのは、1度や2度ではなく、数年間続いていたことです。それがやっと先日、首に巻くタオルのことだったのだとわかりました。夫は別に私や娘たちにゴワゴワのタオルで顔を拭けと言っているわけではなかったのです。
それじゃあ、夫が首に巻くタオルは別に置いたほうが良いよね、という話になりました。夫のタオルだけを別に置くなんて、何だか仲間はずれにしているようで、ちょっと気が引けたのは事実です。
夫はそれでなくても、いろいろなことを気にする人です。「パパのタオルだけをどかした…」などと言われたらどうしようと思ったのです。
今朝、出勤前に身支度をしている夫に対して「パパのタオルは作業着の横に移動させたから」と伝えたとき、ちょっとドキドキしましたが、それは気にしすぎだったようです。夫は「ああ、ありがとう」と答えたからです。
なんだ、もっと早くこうすれば良かった、と思いました。それにしても、夫も私も同じタオルを見て、タオルだと思いますが、実際は随分違ったことを考えていたわけす。
夫がタオルを見るとき、それは首に巻くタオルのことで、私は自分の顔を拭くタオルのことを考えます。私は夫のタオルを理解していませんでしたが、夫もまた、私のタオルを理解していなかったことになります。
夫はそのことに気が付いてくれたかな…。気が付いていてくれると良いのですが。お互いに通じ合っていないと自覚できれば、歩み寄る努力をする気持ちになるような…
ツーカーの仲になれる日は来るのか?
そう言えば、夫は私がタオルを捨てたいと言ったとき、ものすごい顔をして「古いタオルだって使い道があるんだ!簡単に捨てる、捨てるって言うな!」と言っていました。
ウェスにして使い切ることを夫は言っていたようですが、私にしてみればそれは当然のことです。ウェアうは掃除だけではなく、フライパンの油を拭いたりするのにも使います。あまりに当然のことだったので、わざわざ夫にはウェスにしてから捨てる、とは言いませんでした。
夫は私が本当にタオルを燃えるゴミにポイッと捨てると思ったんでしょうか。やはり夫婦と言えども、ツーカーの仲(古い?)になるのは難しい。本当にそんなときが来るんでしょうか?まあ、来なくても仕方がありませんよね。
貧乏くさい夫婦で悲しいです…
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