昨日、夫の文句が多いという私の文句をブログの記事にしました。
夫は食べ物の好き嫌いを言う人をとことん嫌う
夫の文句が多過ぎて、何を言っていたかよく覚えていないと書いていますが、今思い出しました。それは食べ物の好き嫌いについてです。テレビでアイドルらしき男性が子どもの好き嫌いについてこんなことを言っていたのです。
僕も子どもの頃は野菜が全部苦手でした。でも、大人になったら自然と食べられるものが増えて、今ではほとんどの野菜を食べられます。あんまり小さいうちから気にすることないと思いますよ。
夫はこれを聞いて「野菜が全部嫌いって、どういうことだよ!理由がわからない」と繰り返し言っていました。もともと夫は好き嫌いがないのが自慢みたいです。我が家の娘たちが小さな頃から、どんなものでも食べてみろとしつこく勧めるようなところがありました。
ところが我が家の娘たちはとにかく嫌なものは嫌、なのです。一度は幼かった長女が意を決してブロッコリーを食べたものの、あの房が喉に引っかかって、嘔吐しそうになったことがありました。
この食感が嫌、というのは発達障害の人によくあることのようです(我が家の娘たちはメンタルクリニックの医師から発達障害の疑いを指摘されています)。
つまり味が嫌とか、噛み切りにくいから面倒とか言う、いわゆる好き嫌いとはちょっと違うように思えます。
娘たちの好き嫌いは、私にはどうしても我慢できないことのように見えます。それに、吐く思いまでさせて食事をしても、何の栄養にもならないでしょう。
もう諦めればいいのに
長女が吐きそうになったのを見て、私はもう娘たちの気の進まないものをあえて勧めるのはやめようと思ったのですが、夫は「食べていれば慣れる」と言いはりました。
ただ、作っている私が「そこまでして食べなくて良い」と宣言したので、現在、表面上は夫も娘たちに無理に食べ物を勧めることはしていません。
ただ、夫は自分の考えが変わったわけではなく、私が無理強いするなと言っているので、それ以上娘たちには言えなくなっただけだったようです。
だから、縁もゆかりも無い男性アイドルの言うことに、文句を言ってしまったのだと思います。大体夫にすれば娘たちが発達障害の可能性があると言われたことも気に入らないのです。
人にはいろいろな個性がある。何かが苦手だと感じるのも個性だ。それを発達障害とか言って、できない言い訳にするのは違う気がする。
などと言っているくらいです。それに何かにつけては「〇〇が食べられないなんて、人生損している」と言います。私はブロッコリーやナスが食べられないくらいで、人生損をしているとは思いませんし、本人たちはそれを食べることで、人生損をしていると思うのだから、放っておけば良いと思います。
そんなに簡単に人は変わらないから
発達障害のことも、それを受け入れた方がラクになるなら受け入れた方がいいのに…と思うのですが。食べ物の好き嫌いでもその他のことでも、治ると思っていると、治らない場合、辛くなりませんか?
自分のことならまだしも、自分の子どもだと治らないのは、治そうという気持ちが足りないから、努力の仕方が悪いから…などと決めつけてしまいそうです。発達障害を抜きにしても、人ってそんなに簡単に変わらないことは明らかです(自分のことを考えればわかる)。
それなのに、自分の子どもには自分に都合のいいように変わることを押し付ける。自分にされたら嫌なことを赤の他人ではなく、自分の子どもにしてしまう…
それくらいなら、発達障害を受け入れて、だから仕方がないんだと思っていた方が娘たちも私も気がラクになると思うのです。夫はいつまで文句を言い続けるのでしょうか。いい加減にいろいろと諦めて(受け入れて)少し、穏やかに生活できないものか…
大体食べ物の好き嫌いが激しい人って、味覚が敏感だからという説もあるそうです。反対に味覚が鈍感だからどんなものでも食べられるわけです。そう考えると、自慢げに「俺は何でも食べられる」などと言えないと思うのですが。
それに先の男性アイドルだって、大人になったら食べられるようになったと言っているんですから、いいじゃないかと思うのは私だけでしょうか。


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