せっかく退院してもまだ落ち着かない弟も変かもしれないけど夫もこれはどっちもどっち

昨日、予定通り夫の弟が退院しました。

保険証が使えなくて怒る

夫によると、支払いでまたひと悶着あったそうです。理由は弟の保険証が使えなかったから。弟は入院前に清掃の仕事を始め、保険も国保から社会保険に変わっていました。

その病院に社会保険を紐づけたマイナンバーカードを提出したところ、使えなくなっていると言われたそうです。どうやら弟は病院に搬送された際に仕事を辞める良い機会だと思ったようで、ベッドの上から職場に電話。

辞めると伝えたために、早速保険証が使えなくなったらしいです。しかし、その場にいたソーシャルワーカーに「国保に加入してから支払いをすれば、無保険にはならないですよ」と助言され、退院早々国保加入の手続きをすることになりました。

ここまでの流れで夫はかなり怒っていました。弟がベッドの上から職場に退職の電話をしなければ、保険証はまだ使えていたはずです。保険証さえ使えていれば、退院時に会計を済ませることができたのです。

そして、なるべく早く国保に加入するように言って、弟と別れたそうですが、その後弟からメッセージが届きました。

明日職場からの書類を持って市役所に行ってきます。明日すぐに保険証をもらえるかどうかはわかりません。数日後に郵送されるかもしれません。

早く支払いを済ませたい夫のことを思ってのメッセージだったのでしょうが、これを読んで、夫は更に怒り出しました。私たちが住んでいる市では、国保に加入するとその場で保険証が手渡されます（現在はマイナンバーカードがあるので手渡されるのは資格情報カードだと思う）。

「弟は清掃の仕事をするまでは国保に加入していたのに、なぜそんな事実と違ったことを言うのか！数日かかる、なんてことはない」というわけです。

そしてすご勢いで、市ではまだ保険証を発行しているのか、手続きをしてもすぐに国保に加入していることにならないのか（支払い金額がかかっているので必死だったとおもう）、ということを調べ始めました。

しかし、どこを見ても夫の望む答えは見当たらず、夫は数時間スマホの画面を睨み続けたのです。まあ、わざわざ「今、国保に加入しても保険証は発行されませんよ。でも、マイナンバーカードが使えるから大丈夫。安心してね」とは書きませんよね。

別にこれは窓口で手続きをすればすぐに分かることだと思いますし、弟だって『そう言えば、保険証はもうないんだった』と思い出すことでしょう。

それを夫はしつこく「あいつは自分の考えだけが正しいと思っている。俺の言うことなんか聞きやしない」と言いながら、何とか弟の考えが間違いだと証明しようとしているわけです。

確かに弟は思い込みが激しいかもしれない。私も『えっ？』と思ったことはあります。けれど、国保のことを調べている夫を見ていると、どっちもどっちだな…と思いました。

だってどうしても弟が間違えている証明がしたいのは、すなわち自分が正しいと証明したいことに他なりません。となると、弟も別に病気とかは関係なく、ああいう性格なのか…それはそれで面倒ですが。

まあ、心筋梗塞で病院に担ぎ込まれているのに、自分でベッドから退職の電話をする人なんて、なかなかいないですよね。本当にいい加減にして欲しいし、夫も面倒くさい…

ちなみに夫が医師から受けた説明では弟の心臓は通常の3割ほどしか動いていないとのこと。それでは体を使う仕事をしていたら疲れますよね。また、働くと言っている弟ですが、ぜひ仕事選びは慎重にして欲しいです。