寝ぼける夫が怖い

昨夜のことです。さて寝ようと、照明を消して布団に入っていたところ、突然夫が飛び起きました。

夫は何をしていた?

夫はせっかく暗くした寝室を明るくして、階下にかけ降りて行きました。階下でバタンバタンという音がしましたが、何をしているのか、さっぱりわかりません。

しばらくして戻って来ましたが、何をしていたのかは言わなかったし、私も早く眠りたくてあえて聞きませんでした。

朝、何をしていたのかを聞きましたが、夫は「何のことかわからない」というばかりです。しらばっくれているのか、ごまかしているのかと思いましたが、本当にわからないようです。昨夜はいつもよりもたくさん飲酒をしたので、寝ぼけてしまったようです。

なぜ寝ぼけただけで怖いと感じるのか

自分が知っていた相手ではないと思う一瞬が、私は怖いようなのです。相手への不安がモクモクと湧いてきて、それが怖さへとつながるようです。

もともと夫には寝ぼける癖があるようです。こんなこともありました…

毎晩のことではなく、数カ月に一度、それも不定期に寝ぼけるので、私はいつも忘れた頃に驚かされるのです。私は寝ぼけた夫を見るたびに怖いと思います。

母が病気になって、訳のわからないことを言い出したときにも、亡くなる前の夫の祖母の言動も私は怖かったです。

みんな私がまるで知らない人のようになってしまいました。しかし、そもそも私の思いというのは、本当に正しかったのでしょうか?

もともと私が思っていた人ではなかったかも

私が相手に対して思っていたことは、最初から見当はずれだったのかもしれません。それでも、多少は自分で相手のことを決めつけないと、人と向き合うことはできないと思います。

例えば何かを言われて気分を害したときに、あの人はもともとそんな言い方しかできないのだから、気にしても仕方がない、と自分をなだめることがあるでしょう。

「もともとあんな言い方しかできない」というのは、あくまで自分が感じたことです。自分で相手を決めつけているのです。もしかして、別の人は同じことを言われても全く別の受け取り方をするのかもしれません。

それでも自分である程度相手を決めつけて(レッテルを貼ると言っても良いでしょう)いれば、自分なりの対処ができて、人と付き合うのが楽になるし、相手に対して不安を感じずに済むと思うのです。

そのうち慣れる?

結局相手への思い込みは、思い込みに過ぎないため、裏切られたと感じることがあっても仕方がありません。また、相手を自分の都合で変えることはできません。できるとしたら、自分の感じ方を変えることくらいでしょうか。

寝ぼけた夫を見て、嫌だ怖いと思うのは、自分を否定されたような気になっているせいかもしれません。夫や母や祖母をこういう人だと判断していた自分を根底から覆すような姿を見るのは、それまでの自分が間違っていた、つまり否定されると感じるわけです。

しかし、それに人間は慣れていきます。父や母は病気で変わってしまいましたが、私はそれに慣れ、当然だと思えるようになりました。

こういうことはお互い様で、近い将来私も誰かを不安にするかもしれません。だから、できるだけ自分の思いに囚われずにいたいと思うのですが、怖いと思う気持ちは止まりません。いつかは慣れていくでしょうか。

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