伊東市の市長の学歴詐称問題を目にすると、どうしても微妙な気持ちになってしまう私・その理由とは

本当に卒業した? 生活

静岡県伊東市の女性市長が学歴詐称をしたのではないか、と話題になっていますね。

彼女が卒業したと言っている大学は、私が卒業した大学でもあります。多くの学生に学ぶ機会を提供している、いわば入学しやすい大学の1つです。

ですから、この騒動を見ていると何とも言えない微妙な気持ちになります。私は学歴詐称をするなら、普通一流大学の名前を出すものだと思っていました。何もわざわざ誰に言っても微妙な反応しか返ってこない、私の母校の名を出すことはないではないか、と思うのです。

卒業ではなく、除籍だった市長

学歴詐称を疑われた市長は大学まで赴き、卒業証明書を出してもらおうとしましたが、除籍となっているためできませんと言われたそうです。除籍というのは、中退と違います(夫に聞いた。夫も同じ大学出身)。

中退は自分から進んで退学をするが、除籍は学校側からやめさせられるという違いがあります。既定の年数で卒業できないとか、学費を払い込まない場合は除籍となります。

私自身は市長よりも5年ほど前に大学を卒業していますが、卒論を提出後に、卒業許可が出た学生の学籍番号が掲示板に貼りだされました。それを見て、やっと卒業できるのだと安堵したのをよく覚えています。

卒業をするためには、それなりのプロセスを踏まないといけないし、それなりのプロセスを踏むためには時間も手間もかかります。

ですから私もこんなにも38年前のことをよく覚えているわけです。それをした人はその苦労を忘れないし、それをしていなかった人にはしなかった記憶があるはずです。

自分が卒業したかどうかは自分が一番よくわかっているのではないでしょうか。わざわざ会見で除籍であることが判明したと言っているのも何だか不思議です。

私以外にも不思議だと思っている人が多かったようで、ある番組では実際に大学に行き、現役の学生たちに意見を聞いていましたが、誰もがみな困惑した顔で「普通、自分が卒業したかどうかは自分でわかりますよね…」と言っていました。

きっと誰もが市長がなぜそんなことをしたのか、意図がわからなかったのでしょう。

最初から正直に言っていれば…

これ、除籍であることを正直に言っていれば、それでも市長になったということで、希望のある良い話になっていたと思います。私など、同じ大学の出身者が市長になったと聞いただけで、へぇ~すごい、などと思ったくらいです。

そこに嘘があったために、何だか妙なことになってしまって残念です。

それにしても、やはり市長が何をしたかったのか、疑問です。学歴詐称は自分を大きく見せるためにすることでしょう。私の出身大学ではそこが弱い…

夫は「こういう微妙な大学だと、ばれにくいと思ったんじゃない?」などと言っていますが、果たして本当のところはどうなのか。リスクの方が大きいことをなぜやってしまったのでしょうか。

市長はこの先、辞職をすることになるのでしょうか。嘘を言ったわけですから、当然ですね。

かえすがえすも残念でたまりません。まあ、私も本当に大学を卒業したんだっけな、と思ったことがありました。最後に勤めた職場では、入社時に卒業証明書を提出しろと言われて、私も大学に行ったことがあったのです。

無事に証明書を手にするまではちょっと緊張しました。人は誰でも記憶があやふやになってしまうようですし、何年も経つと事実が自分に都合の良いように、変わってしまう人もいるのかもしれませんね。

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