昨日、恒例の通院を済ませてきました。
午前の受付時間が終わる直前に行ったのですが(もうすぐお昼だから空くかと思って…)、たくさんの患者で待合室は混みあっていました。
もうお昼を回っているのに…
私が診察を受けたときは、すでに正午を回っていましたが、医師はこう言ったのです。
「ゆみこねこさんはずっと心電図を取っていませんね。どこかで健康診断は受けているの?」
私は無職なので、夫の保険で無料で受けられる特定健康診査しか受けていません。それを伝えると「じゃあ、今日心電図を取りましょう」と言われました。60歳を過ぎた人がいつも体に気を配るのは正しいのだと思います。
適切に健康診断を受けて病の早期発見に努めれば、治す方・治される方、両方の負担が軽くなることは間違いありません。今回の心電図も、この医院に通院している以上、拒否はしませんでした。ただ、最近私は『キリがないよね…』と思うようになっています。
中高年は病を見つけるために生きている?
体を全部一度に調べて、はい大丈夫とはいきませんから、常に今度はあそこを調べなくては…、ここもまだ調べていない、などと思うようにならないでしょうか。大体、すべてを定期的に調べるとしても、検査と検査の間は数か月は空くはずです。
検査と検査の間に何かトラブルが起きる可能性は0ではないでしょう。確か元プロレスラーの女性が乳房に異変を覚えたとき、『まだ健診をしたばかりだから、病院に行くのはもう少し先でいいか…』と考え、病の発見が遅れたと聞いたような気がします。
万全を期すなら、毎日検査をするべきだ、という考えになってしまうような…そうすると生きる目的が変わってしまうのではないでしょうか。
より良く生きるために、病を発見・治療して健康を目指しているはずが、病を発見するために生きていることになったりして。
心電図を取られながら、こんなことを考えていました。実は3日後には再び医院に出かけて、頸動脈エコーと血液検査をしなくてはいけません。何か私、最近は病院ばかり行っています。
長女に「最近は通院で忙しそうだね」などと言われる始末です。
もう少しあっさりした付き合いがしたい
心電図を取ると一口に言いますが、胸をはだけなくてはいけませんから、やっていてイライラしました(なんでこんな格好で寝ていなくちゃいけないんだ、と思うと怒りが湧いてきた)。
できればあまりやりたくないです。頸動脈エコーもやったからどうなんだ、という思いでいっぱいです。しかも、無料じゃないしね。しかし、どこかがすごく痛くなったり、不快になったりしたらやはり私も病院に頼るのでしょう。
すごく大変なときだけ、泣きつくのもどうかとは思っています。だから、ムダだと思う検査にも付き合っているわけですが、もう少し、あっさりした付き合い方ができる医療機関はないかと思ってしまいます。
だって、もし美容院などで行くたびに高額のシャンプーやトリートメントを勧められたら、通うのをどうしようかと考えませんか?医師がこの検査をしましょうと進めるのも、私にとっては同じように感じられるのですが。


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