雨降りの土曜日、毎年骨密度を測っている医院まで行ってきました。普段通院している医院では、骨密度が測れないため、自分で探しました(主治医からは年に1度は骨密度を測って、治療の方針を立てなおした方が良いと言われています)。
骨密度が判明しているのにまた出かけた理由
今年、すでに骨密度は昨年とほぼ同じという結果が出ています。では、なぜ再び出かけたのかと言うと、血液検査・尿検査の結果を聞くためです。
もう、骨密度が昨年と同じとわかっているため、まったく検査結果には興味がないのですが、医師は検査をすることで体の中で何が起こっているかわかりますから…と言います。
それと言うのも、骨粗しょう症は単純にカルシウム不足で骨がもろくなった状態ではないからです。骨の中には骨を作る細胞と壊す細胞があり、その細胞がバランス良く活動することで、定期的に正常な骨密度の骨が生まれます。
私の場合、何らかの原因で骨を壊す細胞の働きが活発になってしまい、密度の低いスカスカの骨になってしまったわけです(つまり骨粗しょう症の状態)。
今回血液検査では、この骨を壊す細胞の働きは通常程度に抑えられているとのことでした。私が4週間に1度飲んでいる薬はちゃんと効いているらしいです。尿検査からは、体内のビタミンDの量がわかるということですが、これもちょうど良いらしい。
本当に治療の効果は出ているの?
だから、このままの治療を続けましょう、という結論となりました。ところが、これ、昨年もまったく同じことを言われたんです。
昨年は少しは希望がありました。体の中の状態は悪くない、それなら来年の測定時にはもう少し骨密度が上がっているのではないか、と思ったのです。
しかし、実際は少しも良くなっていない…医師は言いにくそうに「圧迫骨折をしている様子もないし、これは現状が維持できているってことですから」と言います。
私は『本当にそうなのか?』と思わずにはいられませんでした。悪くなっていないだけでも、儲けものなんだろうか?良くならないのには、何か理由があるのではないか、このまま放置していても大丈夫なのか…といろいろな考えが浮かんできたのです。
後2年で今の薬も使えなくなるから
ただ、私の骨粗しょう症が判明した3年前、デキサ法で骨密度を計測したわけではないし、血液検査もしていませんでした。何もしていないときとの比較ができないのですから、現在の状態が少しは良くなった結果なのかどうかは、比較できません。
もしかしたら、最初の状態がすごく悪かったのかもしれないですよね。そう思うと、今の治療をやめてしまうのも、もったいないような…どの道、今の薬が使えるのも後2年です(5年間しか服用できないそうです)。
そうなったら、また別の治療を考えるしかなくなるので、今はじっと我慢をするべきかもしれません。
しかし、今何も自覚症状がない私でも、まったく良くならないのを数値で目の前に突き付けられると、本当にくじけそうになります。世の中の病の人たちは、身体の辛さの他に、心の辛さとも戦っているんですね。
そしてそれは年を取るごとにどんどんと増えていく…いやぁ、大変です。
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