いつもの眼科医院に行ったらまさかの宣告・人間、どんなことがあるかはわからない

眼科医院で動揺した 健康

昨日、もうドライアイの点眼薬が残り少なくなったので、いやいや眼科医院に行ってきました。診察してくれる医師は私よりも10歳くらい年下の感じ。いつも気楽な様子で話をする人で、まあ、そういう人なのかと思っていました。

もうすぐ私の番と思っていたら…

ところが昨日、私の前の前の順番だった人(その眼科医院では1人が診察をうけるとき、次の人とその次の人が診察ブースの前で待機することになっている・仕切りはカーテンだけです)が診察を受けていると、聞いたこともない真剣な声がしてびっくりしました。

「緑内障です。特に右目は眼圧が高くて危険な状態です。今すぐに処置をしましょう。このまま放置しているとお正月には右目が見えなくなります」

私ともう1人、順番待ちをしていた男性はかなり動揺してしまいました。それまで普通に前を向いて私の隣に腰かけていた男性、医師の言葉を聞くと下を向いて微動だにしなくなったのです。

私たちが動揺したくらいですから、言われたご本人の気持ちはどんなだっただろうと思います。細い小さな声が「治りますか?」と尋ねているのが聞こえてきましたが、医師の答えはこうでした。

「緑内障は治療法がありませんから、治らないんです。でも、これ以上進行しないように一緒に頑張っていきましょう。そのためにも、今日これからの処置をするんです」

処置とは、少しでも眼圧を下げるためにレーザーで眼球の中の水分を逃がす道を作るのだそうです。その人は眼圧が高過ぎるので、眼圧を下げる薬を点眼してから処置を行います。そのため、時間がかかるのだと説明を受けていました。

説明を受けていた人が仕切りのカーテンを開けて出てきたときは、またショックを受けました。どう見ても私と同じか、もっと年下の女性だったからです。突然のことに気持ちが追い付ていないのでしょう。

その女性は無表情で、心ここにあらずと言う感じでした。その人が私の目の前を通り過ぎるのを見ながら、人間にはどんなことが起こるかわからないんだな、と強く実感しました。

人は皆、何が起こるかわからない

私は現在、定期的に眼科で健診を受けていますが、異常なしと言われるのを前提にしています。しかし、不安があって健診を受けているなら、異常が出る可能性もありますよね。ちゃんと覚悟しないといけないとも感じました。

私の診察のとき、医師はいつもの様子に戻っていて「ん~、(矯正)視力も白内障も大丈夫だね。良かった、良かった」と言っていました(私の前の人など「眼底出血しているけど大丈夫、大丈夫」と言われていた)。

普段、呑気そうに話しているけれど、ここぞというときはちゃんとしているんだな…と少し頼もしく感じましたが、ここで問題点もあるような気がしてきました。

こんなに詳しく自分の病状が知られてしまうの(実際にどんな処置をするのか、私にもよくわかった)、普通の人なら嫌なんじゃないか。もう少し、プライバシーに配慮した方が良いのではないでしょうか。

私が通っている眼科医院は、お父さんの代から同じ場所で診療しています。医院のつくりもちょっと昔風なんですよね。せめて仕切りをパーテーションに変えるとか(カーテンよりはマシだと思う)…できないものか。

ただ、私に限っては、今回のことが貴重な体験だったと思っています。病はいつ誰に起こるかわからないこと。それなら、病に見舞われたときに後悔しないよう、精一杯生きないといけないですね。

緑内障と宣告された女性は、ちゃんと帰宅できたでしょうか。あれから2日経っていますが、少しでも心が安らげていれば良いな、と思います。治療も頑張って欲しいです。

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