強度近視のさきがけ!

健康

子どもの強度近視が問題になっています。小学生の9割が近視で、中学生の1割は強度近視だそうです。裸眼で約17cmまで近付けないと、ものをはっきりと見られないのが強度近視です。

近視で失明する?その理由は

私は現在55歳ですが、中学1年生の頃から視力が落ち始め、今では両目を合わせても0.1にも満たない視力です。それでも本格的に視力が落ちたのは、高校に入学する頃でしたから、小学生の頃から近視だというのは、随分と悪い状況に感じられます。

私は10代の後半から20代にかけて、あまりにも視力が落ちていくことに不安を感じ、将来失明するのでは、と考えていました。周りからは考えすぎだよ、と慰めてもらいましたが、強度近視は将来的に失明の恐れがあるということです。私の不安はただの不安ではなかったということになります。

近視は眼球が変形して起こります。眼球の変形のために、ピントがうまく合わせられず、ものが見えづらくなる、と私は理解しています。このため、目の奥にある網膜などの組織が引き伸ばされたり、圧迫されたりして傷つきやすくなり、網膜剥離や緑内障などの失明につながる目の病気にかかる可能性が高くなるため、失明する恐れがあるのです。

これからは、外遊びで近視予防?

外で1日2時間日光を浴びることで、近視を予防することができるとして、台湾では2013年から、1週間に150分以上の体育の授業を屋外で行っているそうです。効果は上がっているようで、視力が0.8未満の子どもが5%以上減ったということです。確かに私は、運動嫌いで、外に行くことも好きではありませんでした。外遊びでは、仲良く遊ぶことができなかったのです。

すでに55歳の私は仕方がありませんが、日光を浴びることが近視の予防になるというのは、これから成長する子どもたちにとっては、明るい希望になるかもしれません。私は視力が落ち始めたときに、仮性近視と診断されて、眼科に通ったことがありましたが、少し進行が抑えられると、すぐに行かなくなってしまいました。

外遊びや運動の方が、まだ子どもにとっては続けやすいように思えます。今の私がイヤイヤドライアイの治療で眼科に通っているのは、毎月目の健康診断のようなことをしてもらえるからです。

今の私にはもう間に合わないから

毎月眼科では、眼圧を調べ、視力検査をして、そのうえ散瞳検査(瞳孔を開いて目の奥までよく調べてくれる)までしてもらえるので、何かがあっても早いうちに処置できるのではないかと期待しています。しかもドライアイは、ただ目が乾くだけでなく、霞んだりぼやけたりして、ものが見えづらくなります。視力が悪い上に、ドライアイで余計に見えづらいのでは、私としてもかないません。

40代の最初の頃は飛蚊症がひどくて、本当に車の運転をするのも一苦労でしたが(目の前を飛んでいるものがじゃまで前が見えづらかった)、これも眼科で視力が悪い人にはよくあることだといわれました。私のような視力の人は、そんなに珍しくないでしょう。失明するのではないかという不安を乗り越えると、40代までは私も自分の目に対して、あまり気にしたことがありませんでした。

でも、人間は必ず年を取ります。ずっとコンタクトレンズを使ってきた人が初めて老人になるのがこれからの時代ではないでしょうか。人間の水分は年とともに減っていきますから、ずっとコンタクトレンズを使うのは無理があるように思えます。私は50代になる前に、コンタクトレンズは諦めました。不経済だと思ったし、自分の目を大切にしたかったからです。それでも、今はドライアイで毎月通院するはめに陥っています。

自分の目に注意を払って、少しでも長く活躍してもらいましょう。でも、こんなことをいっても、若い人にはなかなか届かないですよね。自分が年をとって困ることが出てくるって、実感できないですもんね…せめてすでに中高年の人たちには、目を大切にして欲しいです。老眼だって我慢している必要はありません。きちんとメガネを使って快適な生活をしてくださいね。

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