昨日、帰宅した夫が「回覧板が来てたよ」と持ってきた回覧板。自治会のものではなく、農協のものでした。我が家のある地域はかつて農業を営む人が多かった関係で、今でも農協の組合員が多いです。
夫が言うにはたとえ今は農業を営んでいなくても、農地を持っていれば農協に加入しなくてはいけないのだとか…。農協の組合員は自治会と同じように地区ごとに班分けされているし、広報誌も配布されます。
農協とはちょっと距離を置きたかった
この班が自治会とほぼ同じですが、ちょっと違うので、正直言ってたまにごっちゃになります。回覧板を回す順番もちょっとだけ違うので、時折『え~っと、次は誰だっけ?』などと考えてしまうことがあります。
とは言え、自治会との決定的な違いもあります。
農協には女性部というものが存在し(農協から助成金が出ている)、様々な活動をしています。ワークショップを開催することもあれば、小旅行をすることもあるといった具合で、地域の女性同士の結束力を強めるのに役立っているようです。
私もかつて勧誘ではありませんが、「参加したら楽しいよ。家に一人でいるよりよほどいいよ」と言われたことがあります。
ただ、当時すでに女性部にはかなり年配の女性しか在籍していませんでした。もしかすると私が最年少になるかもしれない…と考えると、楽しそうだからちょっとやってみよう、という考えはたちまち消え去ったのです。
女性部は助成金が出ている団体ですから、活動報告・会計報告は必要です。これらが必要だとそのための役員も必要になりますから、もし私が女性部に加入した場合は、長年にわたって役員をすることになるかもしれません。
しかも、1度加入したらやめにくいことこの上ないでしょう。地域のお付き合いが絡み合った団体に対して、「もう飽きたからやりたくありません」とは言えないです。
我が家では農協の班長を2回、支部長も1回やりました。配布物の仕分けと配布などは一生懸命にやりましたが、女性部の活動に関わることはありませんでした。
夫がまた、農協の役員をやるかもしれないが
実は来年あたり、また夫に農協の役員がまわってくるそうです。今度は何をやるんだったけ…?自治会のことだけでも、大変そうな夫。これ以上、背負うものが増えて大丈夫だろうかと不安です。
配布物の仕分けや配布は、私でも手伝えますが、他のことはちょっとねえ…。大体、農協もいつまでこんなことを続けるんだろうと思います。例えば生協に加入していたら、組合員は生協から商品を購入できます。
ちゃんとメリットがあります。しかし、今我が家が農協に加入していて、メリットがあるのか疑問です。それで役員として業務の一端を担わされているのでは、デメリットの方が大きいように思います。
農協の役員をすると、仕事に応じて年に数千円から数万年までの手当が出ます。だから、純然たるボランティアではないのかもしれません。ただ、その手当は要らないから、役員をやりたくないと言って通用するのかどうか。
本当に農業をしている人は農協に加入するべきなのでしょう。農業経営を指導してくれたり、必要な資材を共同で購入できるなど、メリットがあるようです。でも、我が家がある地区でも、現在農業だけで生活している人はほとんどいません(農協に加入するメリットがある人がいない…)。
農協からは脱退できないの?
私は農協に加入する必要がない人はみんな脱退できればいいのにと思います。それで助かる人はたくさんいるはずです。大体、配布物を支部長の自宅に届けるのは、農協の職員さんの仕事です。
農協は金融機関でもあるため、組合員は金融機関を利用している顧客でもあるのです。だから農協の職員さんは顧客に雑用をやらせている状態になってしまっていて、配布物を届ける職員さんはそれはそれは腰が低いです。
それがなくなれば、職員さんの負担(心の負担も含む)も軽くなると思います。生協は「もう、使いませんから」の一言で脱退できるのに(実際にそうした)、農協は難しそうです(夫が決断しないと無理)。
もし、夫が先に亡くなったらぜひ、脱退を考えたいと思いますが、それはまだ先の話でしょう。まあ、私が先に死んだらそれまでですが。


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