備蓄米が話題になっていますね。
テレビには、5kg2000円台という価格に惹かれて、買い求める人たちの姿がありました。しかし、備蓄米が並んでいるのはあくまでも都心の店。私が住んでいる埼玉県の端っこには縁が無いと思っていました。
私が住んでいる街のスーパーでも
昨日、いつものように食料品の買い出しに行ったのですが、スーパーに備蓄米についての貼り紙があったのです。
大まかに言うと、当スーパーにはまだ備蓄米を置いていません、という内容でしたが(「いつ備蓄米は買えるの?」という問いに答える形式だった)、それだけ人々の心は備蓄米に向かっているのでしょうか。
安い備蓄米が販売されるために、今まで販売されていた高い銘柄米が売れなくなることを懸念して、銘柄米を値引きする動きまで出てきているとか…確かに、私が行ったスーパーでも以前ではなかった安い値段の銘柄米が並ぶようになっていました(税込みで4000円くらい)。
ただ、備蓄米は無尽蔵にあるわけではありません。まあ、今の備蓄米がなくなったら、また新たに備蓄とする米を増やすのでしょうが、新しい米が備蓄米となった場合も2000円台で購入できるのでしょうか?
備蓄米はそんなにありがたいのか
現在、話題になっている備蓄米は令和4年産のもの。いわゆる古古米です。これから販売されるのはもっと古い古古古米です。それと令和6年産のものが同じ値段で買えるとは思えません。
1回や2回はうまいこと備蓄米を買えたとして、確かにお得にはなるでしょう。しかし、継続的に買えるものでない限り、焼け石に水ではないかとも思えるのです。
それに通常なら絶対に口にしない古古米や古古古米。非常事態なら無償で提供されるべきものです。それに値段をつけて売っているのを見るにつけ、これは本当にありがたがるべきなのか…私は考えてしまいます。
備蓄米制度を考え直して欲しい
私はこの機会に備蓄米制度を考え直して欲しいです。例えばもっと回転を早くして、備蓄するのは古古米までにするとか…そうすれば、人間が食べるときに抵抗が少なくなると思います。
定期的に備蓄米を安い価格で提供することが決まっていれば、それは生活が大変な人へのセーフティーネットにもなるはずです。私は高い米があっても良いと思っていますが、逃げ道になる安い米も必ず用意して欲しいのです。
備蓄米は最終的に家畜の餌にするということも、考え直すべきときに来ているのではないでしょうか。
まあ、ウチの夫などこんなことを言っています。
米が高くなって5kgで5000円としても、ウチは1ヶ月で1万円だろ?1日330円くらいだよ。そんなに法外に高いとは俺は思えないね。
実は夫の実家を含め、この地ではどこもかつては米を作っていました。夫は米を作る人たちの苦労、機械を導入するときの金銭的な負担などをよく知っているのです。私もローンを組んで高い機械を買って、安い米を作るのでは、労働意欲もわかなくなると思います。
だから、夫の言うこともよくわかります。ただね~、家計を預かる者として、今までの倍以上の金額を出せと言われても出せない…と思ってしまうのも事実です。とにかく米の価格を安定させるためには、備蓄米の放出だけではダメ。何かもっと根本的な対策が欲しいところですね。
それにしても古古米ってどんな味なんでしょう?大変興味がありますが、怖くて5kgも買えません。私はどんな味でも我慢できますが、夫がうるさそうで…


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