最近、ウチで食べるお米はもう業務用ブレンド米にしよう、と決めていました。私が購入した業務用ブレンド米は、備蓄米とは違うようです。米の袋には、令和5年産と6年産の国産米のブレンドとありました。値段もそれなりに高いですが、他の銘柄米に比べると安い。
5㎏で税抜き3,700円くらいの値段で、続けて2回、同じ値段で買ったのです。備蓄米のように極端に安いわけではないし、これは継続的に同じ値段で買えるものだと思っていました。
頼みの綱のブレンド米が…
しかし、先日米の棚をのぞくと、業務用ブレンド米のところだけカラになっています。たまたま品切れなのかな、と思って、今日もう一度見てみると驚くほど値段が上がっていました。5㎏につき、700円くらいは上がっています。
これでは、税込みで5千円近くになってしまう…そう思って、他のお米を買いました。その日、一番値段が安くなっている米を買ったのですが、何だか納得がいきません。
私は業務用ブレンド米のことを、セーフティネットのように思っていました。他の米が値上がりすれば、影響はあるでしょうが、それでも他の米よりも安い値段で売られるものだと考えていたのです。
しかし、今日特売になっていた茨城県産の新米よりも、業務用ブレンド米の方が値段が高かったです。これではセーフティネットにならないではないか!と思うとがっかりを通り越して腹が立ってきました(まあ、誰にも怒れませんが…)。
大体今までの人生で、同じものの値段がたかが半月程度で1,000円近くも値上がりしたことがあったでしょうか。私は昭和39年生まれですが、覚えがありません。
物価が上がればすべてのものが値上がりするのは仕方がないでしょう。それでも、値上げするにも限度があると思います。もう少し、緩やかな値上げを望むのは、消費者のわがままなのでしょうか。
値上がりを受け入れるとしても
まあ、夫の言うように米の値段については、諦めて受け入れるのが精神衛生上は良いのかもしれません。
ただ、私が米の値段を受け入れたとしても、我が家の家計は受け入れられないかもしれません。夫は「米がいくら高くなったと言っても、5㎏で5,000円くらいだろ?今まで2,500円だったとして、月に5,000円出費が増えるだけだ。大した事ないだろう」などと言っています。
その5,000円分給料が増えていれば良いですが、夫の給料は増えていません。一体、その5,000円分をどこから出せば良いのでしょう。それに年に換算すれば、6万円の出費です。この出費は大きいと思うのは私だけなのでしょうか?
だから、夫と食費の話をするとイライラしてくるのです。まあ、私の夫に米の値段を何とかできるような力はありませんから、言ったところでどうなるものでもありませんが。
しかし、こういう苦しいときに「じゃあ、俺はビールを減らすよ」とか「発泡酒にするよ」とか言えないものかな?出費が増えたら、どこかで削るしかないんだから。
1人の頑張りはたかが知れている
もう、ずいぶん前から出費を削ろうとして私は自分のことに関してはいろいろと削ってきました。白髪染めだとか、ダスキンとか。


洗剤やラップなどの日用品まで見直しをして、少しでも安く使えるものを探してきたつもりです。しかし、私1人のやることではたかが知れています。この苦しいときです。夫にも少し生活を見直してもらいたいのですが…
別に私は生活の窮状を訴えて、米にかかわるみなさんを非難したいのではありません。確かに米の値段は今まで安すぎたのでしょう。夫はよく5㎏の米は5,000円ではできないと言っています。今までの値段では農家の人たちは生活できない、それもその通りでしょう。
しかし、そんな事態に陥った本当の原因はなんだろう?それを明らかにしないと、米農家のみなさんの生活は守れないのではないかと思います。米にかかわらず生産者のみなさんも、私生活では私と同じ、一消費者に変わりはありません。
多分、みんなが今、苦しい思いをしています。だからこそ、みんながどうすればこの苦しい状況から抜け出せるのかを知りたいです。それには、ただ今の状況を受け入れるだけではダメな気がしています。


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