元首相銃撃事件の容疑者の家庭環境・私には他人ごとに思えない…宗教は毒にも薬にもなる存在?

宗教との付き合い方 未分類

安倍晋三元首相銃撃事件の容疑者、山上徹也さんの母親は統一教会の熱心な信者だったそうですが、法廷では家庭をもっと良くしたかったから信者になったという意味のことを言っていますね。

何回にも及ぶ多額の献金で家計は破綻していたようですが、子どもたちの必死の叫びは母親には届かなかったようです。

山上徹也さんの母親だけでなく妹も証言をしていますが、信仰を始めた母に対して『おかしなことをしている』と感じたようです。急に朝晩長いお祈りをするようになった母を見て、違和感・嫌悪感を覚えたのでしょう。

私の母も…

実は私の母も私が高校生になる頃にある宗教団体に入信。

それこそ、朝晩に長いお祈りを始めたのです。母の入信の理由はやはり家庭を良くしたいから。入信する2年前に、父が49歳で病気で半身麻痺となり、働くことができなくなりました。急に慣れない会社勤めを始めた母には思うところがたくさんあったのだと思います。

当時の私はお祈りを始めた母を受け入れることができませんでした。はっきり「気持ち悪い」と口に出したこともあります。これは私だけでなく、当時中学生になったばかりだった弟も同様の反応をしていました。

そして、父もとても母の宗教を嫌がっていました。まあ、父にしてみれば自分が働けなくなったばかりに、母に苦労をかけているという引け目から、母の宗教を殊更嫌がったのかもしれません。

ただ、幸か不幸か母はそこまで宗教にのめり込む前に、自分でおかしいと思うようになりました。「お布施の多い人が上の地位に行けるなんて、おかしいよね」などと批判的なことを言うようになったのです。

それに持ち家と言っても、狭くて古い団地の1室があるだけの家庭でしたから、多額の献金などできるはずもありませんでした。だから、さしたる被害もなく、いつしか母の宗教について考えることもなくなっていました。

自分でも忘れていると思っていたが

山上さんたちの話をテレビなどを通じて見聞きしていて、そう言えば…と自分の経験を思い出したのですが、大した被害がなかった割には、あのときは嫌だったという強い思いがあることに驚きました。

山上さんもそうですが、妹も気の毒だな~と思わずにはいられません。まあ、だからと言って山上さんがやったことは許されることではありませんが。

自分で銃を製造して、何回も試し打ちしていることからも、悪質性はかなり高いと思われます。それでも、山上さんの母親が一度でも子どもの方に顔を向けていれば、こんな事件は起こらなかったかもしれない…と考えてしまいます。

しかし、宗教を自分に役立てている人も大勢いるはずです。宗教で心の平安を保てるようになれれば、その人の家族だって救われるでしょう。今思えば、私の母も宗教に入信したことで、新たな人間関係を築き、そこで家庭の悩みを軽くしていたようです。

山上さんの事件は他人ごとではない

なぜ、山上さんの家はこんなことになったのかと思いながら、報道から目が離せません。それは多分、彼らのことが、私にとって他人ごとではないからです。一歩間違えば、自分もそうなったかもしれないと思っているところがあるのだと思います。

宗教って使い方次第で、毒にも薬にもなる危うい存在なのでしょうか。山上さんの母親は、宗教に逃げたのがいけなかったのかもしれないですね。宗教を利用するのではなく、宗教に逃げて一時でもうまくいかない家庭のことを忘れたかったのかも。

逃げてしまえば、戻ってこられなくなる可能性は十分にあると思います。私の母には、逃げるだけの力がなかったような気がしますが、結果的にはそれが良かった…

でも、母には宗教を自分の薬にできるほどの力もなかったと思いますが、まあ、普通の人間はみんなそうなのだと思います(って言うか、そう思いたい)。

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