久しぶりに覗いたブログはもうありませんでした・寂しいけれど潔い最後だったな

ブログの更新が止まると心配 ブログ好き

かつて私には楽しみに読んでいたブログがありました。タイトルは「全然丁寧じゃない暮らし」といい、このブログでも何度か紹介したこともありました。子どもの習い事の送迎が面倒だというのには、私もとても共感したのでした。

母親になって苦しいこともあった

母親になるといろいろと大変なことがありますが、その中でも母親はこれくらいのことをしても当たり前だとされることが多いのが私にはとても苦痛でした。母親だからどこの家の子どもも大好きで、自宅に遊びに来てもにこやかに迎えられるとか、子どもが行きたいと望めばどんなところにも送り迎えをするべきだ、という思い込みのようなものがドンドン自分の首を締めるように思われました。

それを我慢して良い母親のフリをするのも決して私は否定をしません。我慢しているうちに、それが負担でなくなれば、母親として一人前になれるかもしれないとも考えました。しかし、私には結局母親としての我慢が足りなかったのでしょう。長女が中学3年生のときには塾の送り迎えが嫌すぎて、しょっちゅう腹痛を起こすようになっていました。

だから、私は驚きました。「全然丁寧じゃない暮らし」の中に書かれていた”子どもの習い事は送り迎えが面倒くさそうで、あまりさせたくない”という意味合いの文章に。それを書く正直さに驚き、その次には書いた人の潔さにも驚きました。

私の娘たちはすでに成人していましたが、「全然丁寧じゃない暮らし」を運営していたseyakate910さんの子どもたちはまだ3~4歳という幼さでした。未だに自分と同じことで苦しい思いをしている人がいることが気の毒だったし、自分と同じ思いをしているんだと親しみもわきました。こんなことを考えるのは、私だけじゃないんだとホッとできるのもブログを読む喜びでしょう。

ブログを読んで救われたような気持ちになった

送り迎えくらいするべきだという考えもあるでしょうが、どんなことにも向き不向きはあるものです。それが向いているかいないかは、実際にやってみないとわからないこともあります。母親だからといって、誰もが料理上手にはなれないし、片付け上手にもなれません。急に段取りが良くなるわけでもありません。家事や仕事の合間をぬって、送り迎えをうまくやれない、やれたとしても面倒でため息が出るのは、私には仕方がないことのような気がするのです。

それでも、送り迎えなんて面倒だと言っている本人が、一番それを恥ずかしいと思っているような気もします。それを恥ずかしいことでなく、なるべくフラットに書いてくれていたseyakate910さんのことを、とても良いな~と思いながら、数年間ブログを愛読していたのでした。

しかし、最近seyakate910さんは仕事と家事の両立に加えて、実家のお父様が病気をしてさらに忙しくなったようでした。段々とブログの更新が滞るようになっていったのです。数日に1度の更新が月に1度になり、数ヶ月に1度と減っていきました。

そういえば、と昨日久しぶりにブログを覗いたところ、ブログは削除されていました。「404 not found」っていうやつです。だから、この記事はすべて私の記憶に残っていることだけを頼りに書いています。もう、リンクも貼れません。昨日見たときはショックでした。もう、見られないと知っていたら、最後に読んでおいたのに、とも思います。

しかし、あれだけみんなに愛されていたブログを根こそぎ削除してしまうところなど(私とは別にブログを紹介している方がいました)、やはり潔いのだなと最後まで感心させられました。

少し寂しいですが、あっぱれです。また、いつかブログを再開してくれると良いなと思っています。

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