来月にはもう誕生日がやってきて、私は56歳になります。49歳のときに、初めて白髪を染めてから、もう7年が経とうとしているわけです。
白髪染めを始めたけれど
私は元の髪色が真っ黒で、白髪がとても目立ちました。夫に面白半分に白髪が増えたね~、と言われるのが不愉快でした。髪の色を変えれば、顔色も明るく見えるかもしれないという希望も持っていました。
そこで白髪染めを本気で検討するようになり、長年通っている理髪店で染めてもらうことにしたのです。髪の毛は傷みもせず、頭皮もかぶれずうまく染められましたが、特に白髪が目立たなくなったから若返ったということもありませんでした。
最近は緊急事態宣言中に髪を染めに行くのがはばかられ(カットだけよりも滞在時間が倍以上に長くなります)、3カ月以上も染めませんでした。
でも、私は白髪よりもぼうぼうに伸びたショートカットの方が鬱陶しくて、気になりました。私にとっては髪の色よりも、カットでこざっぱりとさせておく方が大切だとよくわかりました。
髪の毛の色については『すごいな~、白、黒、茶で3色だ』と思いましたが、それだけです。他人から見たら見苦しいんだろうな、とも思いましたが、なんと言っても緊急事態宣言中です。大手を振って3色ぼうぼうの頭で過ごしたのです。
自分で染めるという選択肢はないけど
私は外で染められないときでも、自分で髪を染めようとは思いません。実家の母や次女が自分で染めるのを見ていて、手間の割には仕上がりがそれほど良くないし(色落ちが早かったです)、周りがカラー剤で汚れないかと気を遣うのも見ていて大変そうでした。
それなら、多少の費用はかかっても、信頼できるプロにお任せする方が良いと判断しました。
ただ、いくらプロにお任せすると言っても、費用だけでなく時間がかかります。長い時間じっと座っているのは、体調によってはとても疲れます。それが嫌で白髪染めを予約するときに、ためらうこともあるくらいです。
グレイヘアの登場にびっくり!
そんな私が興味を持ったのが、グレイヘアです。最初はフリーアナウンサーの近藤サトさんがテレビ出演をした際に、グレイヘアの存在を知りました。
人前に出るのが前提のアナウンサーの人でも白髪を見せて良いんだと思い、とても新鮮な気持ちになりました。
でも、そのときに一緒にテレビを見ていた次女にはこう言われました。
でも、この人(近藤サトさんのこと)はメイクにも服にもすごく気を使っているよね。白髪染めが面倒だから止めたってわけじゃあないと思う。
確かに次女の言う通りで、面倒だからという理由だけで白髪染めを止めても、それはただ老け込んだだけになってしまうのでしょう。
自分はどんなふうに白髪と付き合うか
でも、私には老け込むのはそんなに悪いことなのかという疑問もあります。人間は必ず年を取ります。今の私は20代の人と比べて老け込んでいるでしょうが、それは当然のことで、それを受け入れないとこれから先、辛い思いをすることが増えてしまうと思います。
それに髪の色だけ若い時と同じにしても、却って顔の衰えが目立ってしまうかもしれなません。
ただ私自身にも、白髪に対する偏見があります。テレビに出演している近藤サトさんを見て、ほんの一瞬ですが、どうしたのかしら、体調でも悪いのかしらと心配してしまいました。これは白髪が若さや元気さの反対にあるものだと自分でも思っていた証拠でしょう。
白髪との付き合い方を考える前に、まずは自分の中の偏見と向き合い、考えをしっかりさせることが大切なようです。自分の考えさえしっかりさせれば、人から何を言われてもどう思われても平気でいられる気がします。
それに髪の色でおしゃれになったり、反対におしゃれでなくなるわけではないでしょう。
手持ちのものを生かして勝負したい?
自分の持っているもの(たとえそれが加齢によって変化した肉体であっても)で勝負できる人が、本当におしゃれなのではないでしょうか。
そんなことを考えている私自身は若い頃からおしゃれではありませんでした。
だからこそこれからは、せめてここだけは(それは髪を染めることかもしれないし、こまめにカットをすることかもしれません。人によってはメイクということもあるでしょう)、とこだわりの1点を持ちたいと思います。
いっそ白髪が目立たないようにベリーショートにしようか、などとも考えますが、それはそれでいろいろ問題があるかもしれません。私の白髪問題はまだまだ続くし、どんなふうに自分がそれを乗り越えるのかも、わかりません。
でも、自分が何かを我慢せずに生活できることを最優先に道を探って行きたいと思います。
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